長野・山梨地区新春特集2024

長野・山梨地区新春特集:信州そば=高付加価値化維持へ

農産加工 2024.01.15 12702号 09面
サラリーマンや観光客らに人気の「駅そば」も原材料費の高騰から20~40円の値上げ。「一番高い『天玉』(天ぷらと生玉子入り)は注文が減ったかな」と店員

サラリーマンや観光客らに人気の「駅そば」も原材料費の高騰から20~40円の値上げ。「一番高い『天玉』(天ぷらと生玉子入り)は注文が減ったかな」と店員

 そばの一大ブランド「信州そば」。観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品の分野でも抜群の市場認知度を誇り、地域の食品産業をけん引している。中でも明治期に長野市で誕生した乾麺・乾そばは長野県が製造量で全国トップに立ち、市場シェアの40%超を占めている。
 外食、中食、内食と幅広い食シーンに消費基盤を築いている「信州そば」だが、世界的な穀物需給の変動やウクライナ情勢、円安といった、さまざまな要因が絡み合った玄そば・そば粉の高騰と供給悪化が、

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