◇山形食品・八鍬知之営業部長 山形県では24年産リンゴの着果数が例年より少ない事例が見られ、加工業者の間で原料不足への危機感が強まっている。果汁飲料やジェラートを製造する南陽市の山形食品は、搾汁の最盛期を前に「価格が高くても入荷が多い時期に買い続け…続きを読む
◇青森県りんごジュース・竹鼻孝為稚社長 昨シーズン前半は高温被害果、鳥害果が加工に回ってきたが、その後価格は高騰し、集荷が厳しくなっていった。ふじがなかった。23年産集荷量はおよそ80万箱(1箱20kg)。当社は自社ブランド、OEM、原果汁製造で、…続きを読む
●循環型社会を弘前市実現 JAアオレンはリンゴ搾汁で発生する搾りかすの活用に取り組んでおり、今年からCVSのコーヒー抽出後のかすと混ぜて牛の飼料に製品化している。今回の取り組みでは製品段ボールの表面紙に使われる。11月26日、弘前市の櫻田宏市長にJ…続きを読む
◇青森県りんご加工協会・竹鼻孝為稚会長 ●省力栽培・機械化へ期待 2023年産の青森県リンゴ生産量は43万7000tの予想に対し、猛暑や鳥獣害の影響で、直近10年間では最少の37万4000tにとどまった。品薄感から青果市況は高騰し、県産リンゴの販…続きを読む
◇森県農林水産部りんご果樹課・種市順司課長 リンゴ生産現場での労働力不足を補う取り組みについて、青森県農林水産部りんご果樹課の種市順司課長は次のように話す。「加工原料を確保する体制の構築のため、リンゴ加工業者の労働力を活用するというものだ。加工リン…続きを読む
農林水産省が5月に発表した全国の2023年リンゴ収穫量は60万3800t、出荷量は54万8400tでいずれも前年比18%減。結果樹面積は3万4600ha、同1%減、500ha減となった。品種別の収穫量割合は、ふじ51%、つがる11%、王林7%、ジョナ…続きを読む
「千切りキャベツ」などのパッケージサラダ(カット野菜を含む)が、「1袋100円の壁」に直面している。従事者数・生産量ともに減少傾向が続くわが国の農業では、生産コストがここ数年大きく上昇し、足元では猛暑影響でパッケージサラダの原料不足が深刻化している。…続きを読む
三菱食品は、野菜など未利用食品のアップサイクルを手掛けるスタートアップ企業・グリーンエース(山形県酒田市)に出資したと3日発表した。グリーンエースは18年9月設立(中村慎之祐代表取締役)のスタートアップで、食品の色や香り、栄養成分を保持したまま粉末化…続きを読む
【関西】タキイ種苗は5日、「2024年度野菜の総括」を発表した。野菜の価格が高かったと思う人の割合は過去最高だった23年に続いて8割を超え、野菜にまつわる気になるニュースも価格高騰、猛暑の影響、豪雨被害とマイナス要素が色濃くなった。(深瀬雅代) ※詳…続きを読む
群馬製粉は、日本初の完全人工光型植物工場で水耕栽培する生ヨモギの製造・販売を開始する。和菓子に欠かせないヨモギだが、露地物が大半を占め、生産量が安定せず、摘み取り作業の人手不足や、虫や他の植物の混入などで品質や歩留まりが悪化するケースも少なくない。新…続きを読む