パウチ惣菜は、すぐに喫食できる利便性の高さに加え、汁物など独自のラインアップや味わいの面であらためて評価が進んでいる。各メーカーともに新たな販路拡大や、新規層獲得に向け、新商品を発売。業務用では、食品ロス削減や物流問題の解決に寄与する商品が、高い評価…続きを読む
そばの一大ブランド「信州そば」。地元の長野県では、観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品も地域の食品産業をけん引している。中でも、明治期に長野市で誕生した乾麺・乾そばは長野県が製造量で全国トップを誇り、カテゴリー市場で40%以上のシェ…続きを読む
●進むブランド再構築や地域連携 「信州味噌」の地元長野県には、トップメーカーから小規模な蔵まで100近い製造業者が軒を連ね、全国出荷量における県のシェアは約58%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた県の24年味噌実出荷量は2万1421tで、…続きを読む
●「国産・地産」訴求に光も 豊かな自然に恵まれた甲信エリアは、さまざまな野菜・果実の一大産地だ。山梨県はブドウや桃、長野県はエノキ茸などが日本一の生産量を誇る。これら農産物を主な原料に、農産加工は地域の食品産業をリードしてきた。ただ、近年は農家の減…続きを読む
本紙は長野、山梨の両県に本社や製造・営業拠点を置く食品関連の製造業、卸売業、小売業、外食業など約120社を対象にアンケート調査を実施。今年上期の業況や値上げ・価格改定の実施状況、現在抱えている課題などを聞いた。調査期間は7月1~31日、延べ38社(製…続きを読む
ナショナルチェーンと連動したナショナル卸の台頭などが進み、激しい競合を戦っている甲信エリアの地域卸。インバウンドを含む観光需要など業務用市場が順調に推移する一方、量販向けは商品の値上げラッシュで消費者の店頭での買上点数が減少するなど、苦戦が続く。 …続きを読む
人口減少や少子高齢化などを背景に、縮小が続く甲信エリアの食品市場。SMチェーンは長野のツルヤ、山梨のオギノら地元勢が盤石の基盤を築いているが、地域市場でも一部店舗が生鮮や惣菜の取り扱いを始めたドラッグストア、物価高で存在感を増すディスカウントストアな…続きを読む
●商圏構図に変化か 猛暑が続く長野、山梨両県。高止まりからさらに上昇気配も見せる製造・事業コスト、物価高で広がる消費者の節約志向など厳しい環境に、地域の食品産業は熱を奪われている。本紙が甲信エリアの食品関連企業を対象に行った調査では、現在の景況感に…続きを読む
◇有力外食チェーントップインタビュー イートアンドグループの大阪王将は2025年2月期に創業55周年を迎えた。同期、グループ売上高373億3500万円(前年比3.9%増)のうち、外食事業は158億8200万円(同9.6%増)と全体をけん引。外食事業…続きを読む
◆コメ高騰影響大 強まる価格訴求ニーズ 卸物量ベース減 市況一服 日本食糧新聞社主催「第29回業務用加工食品ヒット賞」は全国の有力業務用食品卸76社のモニターアンケート結果をもとに、主要業務用食品卸団体で構成される選考委員会を経て決定される。選考委…続きを読む