国内最大のエノキ茸産地、長野県中野市でなめ茸、はるさめなどを手掛ける信濃産業。創業75周年を迎えた今年を「新たな挑戦の出発点」(同社)と位置付け、「価格を上回る価値」を目指したなめ茸2品を9月に発売した。 「焼きあご出汁なめ茸」(120g)は、「な…続きを読む
ナガノトマトは、3月発売のボトル製品「三島のゆかり使用なめ茸」が好調だ。特にコラボレート先の地盤である中・四国エリアでは、土産品などでも採用が拡大している。 「互いの強みを生かすコラボ戦略が奏功している」と同社。「今後も、各地の特色あるメーカーらと…続きを読む
「ボトル入りなめ茸」「とろ~りなめ茸」など、ボトル製品の販売強化に取り組むテーブルランド。関連アイテムは「緩やかな伸び」で、検討中の新商品導入などを弾みに市場開拓の加速を狙う。 4~9月のなめ茸カテゴリー売上げは、前年同期より13%アップ。「粘り強…続きを読む
●脱「低価格」急ぐ 輸入廉価品は活発 マイナスの大きな原因は、採算性の悪化から長野興農が1月になめ茸事業から撤退したため。事業終了は1月中旬との発表だったが、その前から段階的に受託製造などを終わらせており、離脱の時期以上に統計への影響は大きく出た。…続きを読む
「上期はコメの不足や高騰がなめ茸の出荷量に響いた」とナガノトマト。「今回の『米騒動』では、コメ周り一辺倒の現状から脱却する重要性が、あらためて顕在化した。ボトル製品でメニュー、用途提案をさらに進めたい」と意気込む。 同社は14年から、業務用が先行す…続きを読む
「ご飯のお供」として親しまれているなめ茸。エノキ茸を醤油ベースで甘しょっぱく味付けしたポピュラーな味わいと値頃な価格を武器に、約60年にわたり家庭の食卓で需要基盤を築いてきた。その定番品が変革の時を迎えつつある。 なめ茸といえば、特徴的な偏平型のガ…続きを読む
24年のきな粉市場は、全体としての売上げは前年並みに推移したが、家庭用を中心にコメの価格高騰によるもち類の価格上昇によって販売個数の減少が見られた。一方、コメが高止まりする中で、もちを購入した人がきな粉も購入する逆の現象も見られた。円安による輸入大豆…続きを読む
◇有力専業卸トップインタビュー 気候変動の影響による農業生産の不安定化が顕在化する中、漬物の主原料となる農産物の調達リスクも高まっている。漬物専門卸として長年業界に携わる境共同漬物の林野雅史社長は、「自社で漬物製造も行っているので、野菜の収量変動が…続きを読む
◇有力専業卸トップインタビュー 愛知県東海市のダイニチ食品の主力商品「新鮮生一本糖しぼり大根半割」の売上げが、今期(26年3月期)上期(4~9月)で前年比約23%増と大きく拡大した。中部地区だけでなく、首都圏や関西などの他地区の量販店にまで配荷が進…続きを読む
◇有力専業卸トップインタビュー 東京中央漬物(中漬)は、10月に「原料不足に負けない!~新たな商品価値を食卓に~」をテーマとする自社展示会を開催した。業界は温暖化の影響で、予定通りに収穫されない、品質悪化、歩留まりが悪いなどの原料不足に直面している…続きを読む