近年は生産農家の高齢化や人手不足の深刻化に猛暑や豪雨といった気候変動が重なり、原料野菜の収量が低迷。各社は産地連携や輸入原料への切り替え、代替アイテムの提案などで打開を図る。米価高騰や物価高による食シーンの変化を受け、副菜・コメ回り品として定着する漬…続きを読む
三栄源エフ・エフ・アイは着色料や甘味料など豊富な製品をラインアップ。原材料価格の高騰をはじめとする各種課題に直面する漬物市場において、高付加価値な商品づくりを後押しする。 黄みの強い明るい赤色が特徴の「ベジタレッドDK」は、製造工程の適正化による色…続きを読む
中田食品は今期、原料梅の不作による供給リスク低減を喫緊の課題に位置付け、供給体制安定化のための施策を強化している。原料不足を補う手段の一つとして、中国産梅を使用した「豊熟梅」シリーズの生産を拡充。需給バランスを見極めながら機会損失の最小化を図り、梅干…続きを読む
●乳酸発酵品も配荷順調 秋本食品は「あとひきだいこん」のリニューアルを4年ぶりに実施した。甘みのリラックス効果に着目し、特徴である甘さにはちみつを追加して風味を調整、公式キャラクターが登場するパッケージに変更した。値上げ直後のため数量は伸び悩んだが…続きを読む
山形県の浅漬けメーカー大手のマルハチは、夏の猛暑が追い風となり「若もぎ小茄子」と「山形のだし」を中心に売上げが伸長した。特に「山形のだし」は関西エリアと新たに展開した中京エリアで大きく伸び、前年比は平均50%増以上、一時は倍増近くまで伸長した。コメの…続きを読む
山本食品工業は25年9月期決算が目標の数字を上回り、121億円で着地した。特に紅ショウガが市販・業務用ともに好調となり前年比30~40%増で推移。コメ高騰による麺需要の増加と暑さを要因とみる。「黒酢にんにく」や高菜商品もリピーターの増加により好調。量…続きを読む
やまうは量販店を中心とする新規導入の増加と物価高による既存の買い控えが重なり、売上げは前年並み、数量は前年をやや下回った。主力のデリカカップ(DC)シリーズは人気の「赤しば漬」をはじめ順調に推移。9月には新商品「梅しそひじき」を発売し、初速は非常に好…続きを読む
国内ガリ製品トップメーカーの遠藤食品は「新がりカップ70g」「国産紅しょうがカップ70g」が独自の存在感を見せ、順調に推移している。店頭での評判も良く、一家族分やお徳用需要など付加価値商品として引き続き展開する。遠藤栄一社長は「ショウガはもっといろい…続きを読む
東海漬物は「こくうま」ブランド主力3品のリニューアルを8月に実施。コクとうまみを強化したところ評判は良く、おいしくなったとの声が多く届いている。9月には「辛くなくて食べやすいこくうま」の販売エリアを全国に拡大。こくうまブランドの新たな柱に育成するため…続きを読む
岩下食品は売上げが前年並みで推移した。昨秋規格変更した影響もあり「岩下の新生姜」は前年並みにとどまったが、その他のショウガとラッキョウ商品は前年をやや上回る見込み。 ラッキョウ漬けは、需要期の夏季以降、量販店の訴求・販促が例年以上に活発化して伸長。…続きを読む