富士パン粉工業の前4月期は、全体で前年比6.8%増で着地した。業務用が回復し生産量が増えたが、利益ベースでは想定の半分に届かなかった。同社は全国の専門店、コンビニエンスストア、食品スーパー、冷食メーカー、外食業態向けにパン粉を製造・販売している。中で…続きを読む
2023年のパン粉市場は、冷食向けがやや上向きに、外食向けは飲食店が回復するも新型コロナウイルス感染症の大流行前には届かず、家庭用はより安価傾向が進む。食用油の高騰で自宅でパン粉を使って揚げ物を調理する機会が減少。原材料のほか副原料、資材、動燃料、運…続きを読む
イートアンドフーズは24年秋冬の家庭用新商品として、昨今のトレンド「タイパとコスパ」をテーマに中華専門店「大阪王将」の本格的な町中華を食卓で楽しめるアイテムを投入していく。 今期は「羽根つき餃子」発売10周年を記念して、並べる手間がない「羽根つき円…続きを読む
日東ベストの冷凍食品部門24年3月期は、売上高が前年比3.3%増の422億3400万円だった。惣菜分野は前年を下回ったが、外食の好調や給食全分野で増収となった。今期も引き続き、外食分野を強化。好調なハンバーグは、鉄板焼きメニューなどを提案する「JGハ…続きを読む
大冷の24年3月期決算は販売価格改定などで増収だった。損益面では粗利率低下は想定通りだったが、エビ商品販売軟調や滞留在庫消化による値引き金額増加が影響し、各段階で減益となった。今期は大手ユーザー取引拡大と海外事業拡大に注力。持続的成長に向け原料から生…続きを読む
ライフフーズの24年3月期売上高は139億8500万円だった。このうち、冷凍食品事業は前年比3%増となった。下期は家庭用は厳しかったものの、業務用の回復が貢献。世界的な天候不順で供給が不安定となる中、今期は中国からの調達に再注力するなど、国産を含めた…続きを読む
キユーピーのフードサービス部門23年11月期業績は、価格改定や鶏卵相場高騰で卵製品の価格が上昇し前年比4.1%増の1653億円。一方で主原料の卵不足や油価高騰の影響を受け、営業利益は減益だった。今期は卵加工品の復活を目指し、スクランブルエッグ「とろっ…続きを読む
日清食品冷凍の24年3月期の販売実績は、前年を大きく上回ったものの、冷凍麺類市場が伸長する中で若干市場を下回った。今期は「ラーメン横丁」提案強化とパスタ、和風麺のラインアップを充実させ、売上げ拡大と販売数量の増加を目指す。 23年度の冷凍麺市場は最…続きを読む
ニップンの家庭用冷凍食品の23年度は10%以上の前年比2桁伸長、数量も2桁近く増加した。業務用も2桁増となった。今期は全社で「オーマイプレミアム」のブランド戦略を進めており、冷凍食品も最注力。同時に、市場創出のパイオニアとして取り組んできたワンプレー…続きを読む
日清製粉ウェルナの24年3月期家庭用冷凍食品は、前年比約1割増だった。23年に実施した価格改定で目立った出荷停滞がなかったことが好調な要因。今期は「マ・マーTHE PASTA贅沢野菜」の拡販と早期市場定着、「青の洞窟ブランド」拡大、デザート・スイーツ…続きを読む