イチビキは今期(25年3月期)8月、外食企業の甲羅が監修している主力シリーズ「赤から鍋」に続く商品を育成するため、各地の人気店などとコラボした鍋つゆ商品を市場投入した。今後は地方ごとに特色がある人気店とのコラボ商品が全国にも広がっていくことを目指して…続きを読む
9月は鍋つゆのメーンシーズンはまだ始まったばかりであり、今後の見通しは不透明だが、台風や大雨などによる自然災害が例年発生しており、今期もその影響で野菜価格の高騰が懸念され、これによる鍋の需要が伸び悩む可能性がある。 気象庁によると9月から11月の全…続きを読む
◇これからの時代の指針探る 主に発芽野菜の生産・販売を手掛けている岐阜県中津川市のサラダコスモは直近の10年間で売上げが3倍にも拡大し、今期も好調が続くと期待される。これについて、中田智洋社長は「長年培った信頼の賜物」と話す。現在、これまで生産拠点…続きを読む
現在、今夏のコメ不足をはじめ、わが国はおける食の安定供給が大きく懸念される状況にある。しかし、世間の関心はそこまで高くない。そこで今回、安定供給に向けて増産体制構築に注力する米穀事業を手掛けるハナノキとモヤシやスプラウト類などの発芽野菜を生産・販売を…続きを読む
◇これからの時代の指針探る 昨夏の酷暑に伴う品質劣化と歩留低下に加えて、インバウンド需要増の影響で、米穀卸の在庫不足が深刻さを増す。7月には取引価格は94年の「平成の米騒動」以来の高値を記録。そのような中、愛知県北名古屋市のハナノキは前期(24年5…続きを読む
●進む消費の多極化 昨今の中部地域の消費動向を見ると、卸各社の取材からもわかるように南海トラフ地震臨時情報の影響で備蓄商品の動きが非常に活発となった一方で、初めて発表された臨時情報に対して戸惑う消費者も多く外出を控えたことでレジャー需要などでは苦戦…続きを読む
◇カナカン・野村直紀専務取締役営業本部長 ●需要に合わせ独自開発も --昨今の景況感と消費動向をどうとらえているか。 野村 やはり消費者の節約志向は依然として強い。そのため、単価の低い商品に流れる傾向があり、買上点数も伸びていないような状況だ。…続きを読む
◇昭和・岡本光司上席執行役員卸事業部長 ●新センターで一層効率化 --昨今の景況感について。 岡本 直近でいえば、南海トラフ地震臨時情報の影響で、レジャーなどへの外出控えがあったものの、備蓄品が一時的に出たほか、お盆期間の里帰りもあって大容量品…続きを読む
◇トーカン・村瀬裕紀上席執行役員量販営業部門長 ●地元根付いた営業力強化 --昨今の景況感をどのように分析しているか。 村瀬 以前から節約志向の大きな流れはあったものの、円安や各種コストの増加により、輪をかけて消費者の節約意識が高まり、消費マイ…続きを読む
原材料費の高騰や物流・エネルギー費などの増加に加えて、消費者の節約志向の強まりなどもあり、中間流通業態の卸売業は今まで以上にコストコントロールが求められている状況だ。中部地方の地場有力卸各社は、地域密着型の強みを生かし、商品の開発や地域資源の掘り起こ…続きを読む