九重味淋の2024年販売実績は前年比2%増となった。飲食店の営業が通常に戻り、外食需要が回復したことから業務用本みりんの需要が回復基調にあるほか、家庭向け商品ではコロナ禍で高まった中食需要に伴い「良質な調味料」への関心が定着し、安定した需要が継続して…続きを読む
HACCP(工程管理)制度化の施行などを背景に、微生物検査の必要性が高まる一方で、検査の現場でも人手不足や技術継承は深刻な共通課題となっている。そうした中、検査業務の省人化や省力化、業務効率化、精度確保に寄与する選択肢として、検査フローの自動化に対す…続きを読む
厚生労働省の食中毒統計では18年以降、事件数のトップはアニサキスが続いている。アニサキス食中毒の予防にはフードサプライチェーンの各段階(生産から加工、流通・販売、消費まで)で適切な対策を講じる必要がある。食品安全委員会(食安委)は1月、今後のアニサキ…続きを読む
品質管理や食品安全確保において検査結果の正確性の担保やデータの有効活用は重要な課題の一つであるが、そのためには微生物や微生物検査に関する相応の知識や技術、経験が必要となる。試験・検査法に関するさまざまな技術や情報を発信しているAOACインターナショナ…続きを読む
●フレキシブル無人生産システムなど「多くの『初』ご提案」 マスダックは「多くの『初』をご提案」をテーマに、多彩な機器の展示を通して、食品製造の課題解決と価値向上に貢献する最適なソリューションを提案する。 「フレキシブル無人生産システム」は、作業者…続きを読む
水道水に含まれる有機フッ素化合物(PFAS)が問題視され、環境省が6日までに代表的な物質のPFOSとPFOAを水道法に基づく水質基準の対象とする方針を固めたことから、消費者庁は10日開いた食品規格部会で「ミネラルウォーター類(殺菌・除菌有)」を対象に…続きを読む
日本アイスクリーム協会は1月28日、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで第49回アイスクリーム類製造業衛生功労者表彰式を行った。衛生および品質改善に功績のある25人が受賞した。中島英樹会長は「食品に携わるすべての事業者は食の安全確保に一層…続きを読む
昨年初頭に発生した紅麹サプリによる健康危害は、食品安全のための製造管理・品質管理の在り方、さらには消費者のリスクリテラシーの向上の必要性、そのためのリスクコミュニケーション(リスコミ)の在り方を再考させる出来事であった。健康食品や食品添加物を取り扱う…続きを読む
食品製造会社や飲食店の調理作業に従事している方々は、頻度に差はあるが定期的に検便検査で健康保菌者検索を実施している。その法的根拠は「大量調理施設衛生管理マニュアル」(2017年改正)、「食品等事業者が実施すべき管理運営基準に関する指針(ガイドライン)…続きを読む
◆単体溶剤(溶剤を単体で使用する場合)【中編その2】 前回に続き、簡単な化学物質リスクアセスメントツール「クリエイト・シンプル」を使う上でのポイントを解説します。今回はSTEP3の入力で、STEP1からSTEP3まで入力が完了すると、クリエイト・シ…続きを読む