減塩は国民の健康増進における重要な課題の一つであるが、単に塩を減らすだけでは満足感が足りない食事になってしまう場合が多く、また「塩ならでは」の魅力も食品開発では鍵を握る要素である。「食品のおいしさ」を成分分析や動物行動学、ヒト官能試験など多角的な視座…続きを読む
◇減塩・野菜摂取増を促す 日本高血圧学会(JSH)は昨年10月、高血圧の予防や管理への有用性が期待される「尿ナトカリ比」に関するステートメントを公表した。尿ナトカリ比は、減塩とカリウム摂取増加の指標として、今後JSHとしても情報発信に注力していく。…続きを読む
厚生労働省所管の国立循環器病研究センター(国循)が推進するかるしおプロジェクトの輪が広がりつつある。国循のお膝元での生活者、食品業界や機関への啓発活動やイベントにとどまらず、昨年11月からは全国5ヵ所で市民向け体験型・循環器病予防啓発イベント「かるし…続きを読む
◇流通業界の取り組み 国分グループ本社は16年にヘルスケア統括部を新設し、健康関連ビジネスの一環として減塩カテゴリーを継続的に育成している。近年は共創圏による活動も広まり企業や自治体との連携により、学校給食や社員食堂への減塩レシピの提供や出張授業を…続きを読む
●イノベーション大賞の特別賞に キリンホールディングスと明治大学は、科学技術と経済の会が主催する第12回技術経営・イノベーション大賞で、食器型デバイスの「エレキソルト」の開発や事業化、減塩推進の取み組みなどが評価され、選考委員特別賞を受賞した(25…続きを読む
●ウェアラブルデバイスで実現へ 味の素、東京大学大学院、お茶の水女子大学の3者は、共同研究で経皮電気刺激を活用して食品の味を調整する新しい概念「電気調味料」を世界で初めて開発している(24年9月10日発表)。 電気調味料は、下顎前部および首後部へ…続きを読む
日本の高血圧者は4300万人という推測もあり、実に成人の3人に1人、高齢者の3人に2人に及ぶともいわれる。高血圧は脳卒中や心臓病につながるリスクがあることから、高血圧の予防と治療は国民的な課題として位置付けられている。特に食塩の過剰摂取は、重要なリス…続きを読む
【関西】日本珈琲貿易は8月1日、開封前常温保存可能な「Rグロッサリー アサイーフルーツスプレッド」=写真=を発売。解凍不要で手軽に食物繊維を摂れる“塗るアサイー”として、アサイー本来の濃厚なおいしさを届ける。(奥美香) ※詳細は後日電子版にて掲載いた…続きを読む
【関西】神鋼環境ソリューションは、独自培養するユーグレナ「金のユーグレナ(ユーグレナグラシリスEOD-1株)」に含まれる機能性成分「パラミロン」の健康価値拡大に向け研究を進めている。内分泌系、自律神経系、免疫系の各機能に好影響を与える成分であることを…続きを読む
太陽化学は、摂南大学、京都府立医科大学、森下仁丹との共同研究で、機能性食品(グアー豆食物繊維およびカシス抽出物)の摂取によって腸内環境が改善することを明らかにした。摂南大学の研究チームは、学生アスリートの腸内環境がタンパク質過多の食事と高強度の運動な…続きを読む