菓子市場が需要期を迎えた。記録的猛暑という言葉が例年繰り返される中、菓子需要の関係に変化が出始めている。2024年の夏の菓子需要は落ち込まなかった。KSP-POS8月のデータは金額ベースで前年比2.9%増、数量ベースでも同1.3%増と堅調に推移。過去最…続きを読む
日本フードサービス協会がこのほど発表した23年の外食産業市場規模(中食を除く)は、前年比20.2%増の24兆1512億円となり、2年連続で約2割の大幅プラスとなった。コロナ5類移行に伴う人流回復とインバウンド需要の復活に加え、上昇する食材費・人件費の…続きを読む
ピザ協議会がとりまとめた23年度ピザマーケット調査によると、ピザ推定末端売上高は前年比1.3%減の3237億5000万円となり、前年の過去最高に次ぐ2番目の市場規模となった。3000億円超えも3年連続だった。 調査内訳は、正会員メーカー出荷額が前年…続きを読む
ふりかけ業界は今秋、拡販と価値訴求の好機を迎える。新米フェアの需要期を前に、コメ不足が叫ばれて例年以上に注目されている。コメ需要の高まりと連動する形でふりかけ市場はご飯周り商材の代表格として一昨年から急伸し、過去最高を更新する勢い。秋季は家庭用ふりかけ…続きを読む
23年度の業務用食品卸売市場規模は前年比14.2%増の3兆9507億円で着地した(本紙推計/23年度よりエリア集計基準を一部変更)。同年5月のコロナ5類移行に伴う外食市場の活性化とコスト上昇による食材価格の引き上げで2年連続の2桁増を達成した。(横田…続きを読む
玄米(発芽玄米を含む)や精麦、雑穀など健康米市場は、2000年ごろの発芽玄米誕生から始まった新しいカテゴリーだ。この間、健康米を白米に混ぜる新たなご飯の食べ方が健康志向の現代人にマッチしたため、長期的にアップトレンドにある。10年前の15年と比べ約1.…続きを読む
農林水産省が19日に公表した2023年度の「チーズの需給表」によると、チーズの総消費量は31万5458tで、前年を6.0%下回った。減少は4年連続で、この間最大の下げ幅となった。輸入チーズ相場の高騰に加え、円安進行や種々のコスト増も重なり製品価格が上…続きを読む
マーチャンダイジング・オン社が運営するRDS-POSの全国スーパー実績を基に、商品名に「プロテイン」「タンパク」などの記載があるプロテイン関連商品について、全食品カテゴリーを対象に本紙で独自集計した結果、23年の市場規模(金額ベース)は19年を100…続きを読む
日本豆乳協会は16日、東京都内で開催した記者発表会で24年1~6月の上半期における豆乳類全体の生産量が速報値で19万3279klだったと発表した。前年同期比1.4%増となり、21年から停滞傾向だった市場が4年ぶりの回復をみせた。4~6月期も3.6%増…続きを読む
食品需給研究センターの「食品製造業の生産動向」によると「野菜・果実漬物」の2023年生産量は80万1963t(前年比2.3%減)と、2018年から続く上昇傾向にブレーキがかかる結果となった。異常気象の影響で多数の被害が全国各地で発生し、原料調達の苦心…続きを読む