目も舌も楽しませる大阪の老舗菓子店「鶴屋八幡」の生菓子(三井製糖の砂糖を使用)。鶴屋八幡の技法は、約300年前の元禄時代までさかのぼる
砂糖の消費量は急速に減少しているのに、メタボや肥満への問題意識は反比例的に高まる。三井製糖・研究開発部研究課の藤井沙代子さんに最新の知見をもとに「スローカロリー」という考え方を解説してもらった。
日本人の糖やカロリー摂取量は70年代をピークに年々減少している。それでも「糖のカロリーを減らさないと」と思っている人は多い。肥満、メタボリックシンドロームの数が減るきざしがないからかもしれないが、若い女性や高齢者の低栄養の問題も実はかなり深刻化している。糖