変革時代の組織育成(3)“定説”へのアプローチを

連載 総合 2018.12.03 11803号 03面

 組織というのは常に20-60-20であるという定説がある。意味するところは、優秀なのは上位20%、中間層が60%、下位層が20%という一定比率にほぼなっているという現象だ。  長年組織を観察してきた経験からすると、確かに「放っておくと」組織はそのように分化していくし、各層間の移動もあまり見られない。組織育成においては、優秀な上位20%の力をさらに向上させ、中間層に上位を目指す意識を持たせ、下位層にはやる気を芽生えさせる、というように異なるアプローチを

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