東北地区新春特集

東北地区新春特集:大沼製菓・大沼弘輝社長 競争に勝つ地域密着の和菓子

菓子 2022.01.26 12353号 11面
大沼弘輝社長(左)と長い取引のヨークベニマルの芳賀英文非常勤顧問

大沼弘輝社長(左)と長い取引のヨークベニマルの芳賀英文非常勤顧問

自慢のきびだんごなど詰め合わせ

自慢のきびだんごなど詰め合わせ

大沼製菓直売店舗

大沼製菓直売店舗

 地方の中小菓子メーカーは多いが淘汰(とうた)も進んでいる。販路先の獲得とそのための競争で体質を弱めている。単品大量生産だったらいいのだが、求められるのは多品種だ。店舗に陳列する際には多くの種類があって、選ぶ楽しみに対応しなければならない。当然、生産性は悪くなる。「買いやすい価格と売りやすい価格が生まれる。この流れが進んでいったら、中小メーカーはますます成り立たなくなっていく」と大沼弘輝社長は危機感を持つ。(三沢篤)

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  • 東北地区新春特集

    総合

     東北は広く、北と南で、あるいは県ごとに異なった食文化が育まれてきた。このため足元のマーケット中心で、全国向け商品をつくる準NBメーカーが少ない。観光客に喜ばれる銘品はあくまでも銘品であって、土産物店、百貨店での販売で良 […]

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