昆布茶特集

昆布茶特集:料理用=“味付けの主役”として主流に

飲料 2020.10.07 12128号 08面

 昆布茶の料理用途は優れたうまみや水溶性を生かし、鍋料理やパスタなど多彩な料理で「隠し味」や「だし」として特性を発揮するもので、外食分野でも調味料使いが定着している。近年では飲用向けの低迷をカバーする主軸分野に成長しており、消費量ベースで全体をけん引。一方、20年上期は外食産業の不振の影響を受け、業務用が大きく減少し、家庭用と明暗を分けた。

 料理用途は80年代からカラオケ店やスナックなど簡便性が求められる分野で使用されていたが、90年代後半から外食全般に拡大。家庭内でも普及し始めたのは03年ごろからで、その後、レシピブームや口コミなどを背景に広がりを見せている。

 本紙調べで料理向け消費は数量ベースで09年に飲用を上回り、19年も55%の構成比(いずれも本紙推定)。特に15年からはこれまでの「隠し味」や「だし」に加え、“味付けの主役”としての提案が主流になりつつある。

 この中で、今秋冬は、不二食品と日東食品工業のコラボ企画がトピックだ。大阪・広島を代表する昆布茶メーカーのレシピキャンペーンで反響は必至。家庭用での底上げに貢献すると思われ、競合の垣根を越えた活性化策として注目だ。

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