昆布茶特集
昆布茶特集:輸出用=潜在需要十分もインバウンド消滅
昆布茶の輸出需要は、「UMAMI(ウマミ)」の国際的な認知度向上を背景に十分な潜在需要を秘める。
昆布が豊富に含有するうまみは、“第6の味覚”として、欧米を中心に活用が進行。一方でこれを後押しする重要なファクターであるインバウンド需要は、20年上期、新型コロナの影響で大激減を強いられている。
輸出需要は欧米・アジアなどで堅調なものの、定着には至っていない。海外で“KOMBUCHA”は紅茶キノコを意味し、本来から大きく乖離(かいり)したイメージが定着していることも大きい。
19年、これを払しょくするものとして期待されていたインバウンド需要は東京2020などで注目されていたものの、20年上期現在でほぼ消滅。それだけに現在から活性化策の検討を重ねることが重要であり、長期的な視点での取組みにかじ取りを移す必要があるだろう。