取引価格が年々上昇している北海道産昆布。原料環境は非常に厳しい
北海道全域の漁業協同組合で構成される、北海道漁業協同組合連合会(北海道ぎょれん)による20年度(4~3月)の道産昆布の供給量(生産量)は、1万2873tと2年連続で過去最低の水準となった。21年度予想も約1万3000tと非常に低い水準となる見込みで、昆布茶業界でも引き続き厳しい原料環境が続いている。
北海道産昆布は国内生産量の9割以上を占め、戦前は約5万t、戦後も3万t前後の生産量が堅持してきたが、海水温上昇や出漁回数の減少、高齢化・後継者問題、天