長野・山梨地区夏季特集
長野・山梨地区夏季特集:信州味噌・醤油=「大手偏重」加速に危機感
竹屋の恒例夏祭り「みそプラザ」は10月に開催予定。「できる形で地域に感謝を」と同社=19年8月の「みそプラザ2019」(諏訪市の竹屋本社)
「信州味噌」の地元、長野県は大手から中小、「蔵」規模の醸造業者まで約100のメーカーがひしめく味噌大国。全国の味噌出荷量に占める県のシェアは、50%を超える。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた21年の県味噌実出荷量は20万961tで、前年を0.5%下回った。ここ数年は前年比1%前後の微増・微減で推移し、一定の安定水準は保っているように見える。だが、通常の生味噌以外で味噌関連の商品展開を多様化させる大手メーカーの伸長に対して、中小各社は右肩下がりが続いている状況。「大手偏重
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長野・山梨地区夏季特集
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