フランスの展示会「SIAL Paris」に出展した全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会のブース
日本産米の海外輸出は大きく拡大し、数量ベースで23年は前年比29%増の3万7186tに上った。24年上期(1~6月)も、同26%増の2万0806tと、好調が続いていた。だがコメ相場が高騰する中、1~10月の累計では同8.7%増にとどまり、伸び率が鈍化。主食用米の高値で、生産者がこの生産に意欲を見せる中、今後原料米問題が顕在化することは必至だ。(佐藤路登世)
伸び率低下の要因について、神明の舩木秀邦取締執行役員海外事業本部長は「23年産米の品薄から、