ソース特集

調味 2020.04.03
ソース特集

 ソース業界は昨年の天候不順による家庭内食機会が増加したことなどを受けて、家庭用は堅調に推移した。業務用についても、中食化の浸透などにより手堅い動きが続いている。焼きそばやお好み焼きなどの専用ソースや塩分や糖質を低下させた健康志向のソースが市場をけん引している。一方で主力のウスターや中濃、とんかつなどの既存ソース類は堅調な推移ながら大きな動きは見られない。ただし主力のソースについてはブルドックソースとカゴメがコラボし、お互いのソースとケチャップでハヤシライスのソースなどを提案する共同販促が実施されるなど、主力品底上げへの新たな動きが見られる。これらの動きがソース市場の底上げにつながることを期待したいところだ。(高木義徳)