料理マスターズ特集

外食 2022.11.28
料理マスターズ特集

 「料理マスターズ」は、料理を通じて地域の「食」や「食文化」の素晴らしさ、奥深さを日々実感し、その魅力に誇りを持ち、日本食文化の担い手である料理人を顕彰することを目的に、農林水産省が2010年に創設した制度だ。これを「料理マスターズ倶楽部」が官民一体となって盛り上げる活動を繰り広げ、料理人と1次生産者を結び付けるとともに、食品産業や食を取り巻く分野の企業と連携し、地域活性化や日本の食文化の発展に貢献する狙いがある。11月7日、帝国ホテル東京で野中厚農林水産副大臣らを招き、第13回農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」授与式が盛大に開催。
 「ブロンズ賞」「シルバー賞」に、昨年に続き2回目の「ゴールド賞」も加わり、合計13人が選出された。この制度はステップアップしていく点に特徴があり、年間最大8人が受賞するブロンズ賞に続き、受賞後5年以上経た人を対象に最大5人のシルバー賞、さらに5年以上経過した後、最大3人のゴールド賞が授与される継続性のある取組みを評価する設計となっている。今回、ゴールド賞3人と、シルバー賞2人、ブロンズ賞8人が受賞した。授与式終了後、料理マスターズ倶楽部主催の懇親会も行われ、参加した料理人や協賛企業、生産者らが情報交換し親交を深めた。(佐藤路登世)