全国味噌特集2024
全国味噌特集:長野地区=中小は立ち位置死守
大手メーカーの占有率が高まる量販の棚で生き残りをかけ中小各社の奮闘が続く(長野市内のスーパー)
「味噌の新たなスタンダード」を目指すマルコメのフリーズドライ顆粒味噌「つぶみそ」(1月の同社新商品発表会=東京都内)
「信州味噌」の地元、長野県はトップメーカーから小規模な蔵まで、約100の製造業者が軒を連ねる味噌の一大産地だ。全国出荷量における県のシェアは、約55%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた2023年の県味噌実出荷量は20万2510tで、前年を0.6%下回った。全国実績の2.4%減と比べて落ち幅は緩やかだが、慢性的な需要停滞に加え、製造コストの著しい上昇に伴う値上げなどが影響したとみられる。
コメ不足や2024年問題に伴う物流費の増大など、事業
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全国味噌特集2024
味噌・醤油24年上期(1~6月)の味噌市場は、出荷量が前年同期を下回った。食生活の変化や時短・簡便性の訴求、人口減少が招く市場全体のシュリンクなど、要因は多々挙げられる。昨年、中国による水産物加工品の輸入停止や北米の在庫調整など […]
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