山本純子のスゴイぜ!業務用冷凍食品(80)デルソーレ「高温窯焼きクラスト800」
●見た目も味もピッツェリア風 冷凍のまますぐ焼ける
自慢じゃないですが(と言う時はたいてい自慢話)、山本はピッツェリアで何度か、ピッツァイオーロ(ピザ職人のことをかっこよくイタリア語で)が仕込んだ生地を手のばしする体験をしています。それはそれは難しく、ササッとパタパタのばしているプロの姿を見るたびに、尊敬のまなざしを向けています。
今回ご紹介するデルソーレの新商品「高温窯焼きクラスト800」を見た時、あ、これは間違いなくおいしいヤツ、と直感しました。ふちがふっくら、焼き色が不均一。トッピングして焼けば、厨房に職人がいるかのようなピッツェリア風の仕上がりです。食感は、パリッとザクッと歯切れ良し。噛めばもちもち。冷めても硬くならず、おいしく食べられるという驚きの新クラストです。
ところがこのクラスト、同社創業60周年を記念した開発商品のひとつとして、3年前に完成させていて、既に家庭用商品「THE PIZZA」に採用されていると聞いて、さらに驚きました。昨今の人手不足事情に対応すべく、クラストを業務用規格にして発売したとか。
日本におけるピザ製品のパイオニアとして、長年の技術、ノウハウを駆使しながら、開発に至ったのがこのクラスト。当時製造担当役員だったのが本年1月に新社長に就任した武長栄治氏です。いわく、デルソーレは「専門性に特化」する戦略を推進中とのことで、「フラットブレッドの専門メーカー」として、あらゆるニーズに応えていく構え。それを象徴するような新商品が、思い切りピッツェリアの手作りに近づけたクラストの新発売です。
そのポイントは、イタリア産小麦粉を含む4種類の小麦粉をブレンドし、イタリア産天日塩を配合。さらに、低温で、同社従来比約7倍の長時間発酵・熟成。そして、300℃の高温という窯焼きの環境で、短時間で焼成します。ホットプレスという、いわば、はさみ焼きの工程で仕上げるのですが、製造ラインを細かく調整して、軽く、やさしく押すことで、明暗のある焼き色を実現しています。
発売以来大好評。品質ももちろんですが、冷凍のまま焼ける点も高く評価されているようです。同社では今回の発売にあたり、テストを重ねた結果、クラストを解凍後に調理するより、冷凍のまま焼き上げる方が、よりおいしいという結論に。そんな提案が受けています。
●ここがスゴイ!=軽く、やさしく、押している
●商品概要
デルソーレ「高温窯焼きクラスト800」
規格=4枚(8インチ)×8袋














