寒天特集
寒天特集:伊那食品工業 長期的視野で追求 安定供給などに取り組む
同社が昨年11月に開設した「かんてんぱぱ認定栄養ケア・ステーション」。地域の市民らが食事や健康のチェックに訪れている
発売40周年を迎えた「カップゼリー80℃」の復刻版パッケージ(左)と「釜一番」
寒天のトップメーカー、伊那食品工業。コロナ禍に伴う業務用関連の需要低迷が業績に影を落としているものの、「目先の変化に一喜一憂するのではなく、長期的な視野で本来やるべきこと、寒天の可能性を追求した利便性の高い製品開発や安定供給に取り組んでいく」(塚越英弘社長)構えだ。
ようかんなど和菓子に用いられる天然製造の糸寒天は、昨今の暖冬傾向で年々、品質や製造量の安定維持が難しくなり、「菓子メーカーから『物は良いが使いにくい』という声が多く聞かれるようになって
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寒天特集
水産加工伝統と先進性を併せ持つ寒天。豊富な食物繊維による健康機能の認知度拡大、物性開発の進展による新市場の開拓などで堅調な需要を維持してきたが、長引く新型コロナウイルスの感染拡大による業務用市場へのダメージが積み重なり、厳しい […]
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