ふりかけ・お茶漬け特集
ふりかけ・お茶漬け市場は今期、明暗を分けるスタートを切った。主力のふりかけは減少し、お茶漬けは前年の高成長を維持。下期はふりかけに新商品が多く、既存品のプロモーションも充実した。お茶漬けは習慣化がさらに促されるか焦点となる。市場継続と発展が果たせるか両市場の動向、展望を追った。(吉岡勇樹)
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◆ふりかけ・お茶漬け特集:特需の反動 明暗分けるスタート
調理品・コメまわり品 特集 2021.08.25ふりかけ・お茶漬け市場は今期、明暗を分けるスタートを切った。主力のふりかけは減少し、お茶漬けは前年の高成長を維持。下期はふりかけに新商品が多く、既存品のプロモーションも充実した。お茶漬けは習慣化がさらに促されるか焦点となる。市場継続と発展が果たせるか…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:ふりかけ 行楽戻らず連続縮小傾向
調理品・コメまわり品 特集 2021.08.25●定番と大人、汎用の新潮流 ふりかけ市場は今期4~7月、前年比2%減で推移しているとみられ、前年からの縮小傾向を続けている。前年同期はコロナ特需のピークだった4月を含み、反落に陥った。半面、店頭などでの販促活動が再開し、定番品や大人向け、汎用(はん…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:お茶漬け 「めざまし茶づけ」習慣化
調理品・コメまわり品 特集 2021.08.25●認知高め使用率大幅アップ お茶漬け市場は今期、前年の増大から反動を受け、前年比2%減で推移しているとみられる。昨年の同期は2桁増で推移していただけに、今期の微減は健闘。さっぱりとしたお茶、だしの程よい味わいが食欲を増し、毎日でも飽きない。新常態の…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:丸美屋食品工業 キャラ、大人向け伸長
調理品・コメまわり品 特集 2021.08.25丸美屋食品工業は今期1~7月、ふりかけ売上げを前年比3%増と伸ばし、コロナ特需の反落から回復した。前年大幅に伸ばした主力の「のりたま」は微減。「鬼滅の刃」を中心としたキャラクター、「海苔わさび」などの大人向けが好調でけん引した。今秋は苦戦する「ソフト…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:永谷園 わさび人気でふりかけも
調理品・コメまわり品 特集 2021.08.25永谷園は子育て世帯の朝食向け「めざまし茶づけ」の体験を促進する。昨秋から始めてターゲット層の購入率アップ、前年の特需に迫る好業績を築いた。子どもの心身の気付けに役立つ機能性をTVCM、SNSで伝える。ふりかけは好調な「わさび茶づけ」の人気を「おとなの…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:三島食品 「炊き込みわかめ」51周年企画を推進
調理品・コメまわり品 特集 2021.08.25三島食品の今期1~7月までの売上高は、家庭用が前年比4.4%増、業務用も同1.4%増で推移している。 家庭用では、2月に「ゆかり」シリーズの新商品「ひろし」を新発売し、シリーズの強化を図ったことが奏功し、その品質や話題性、パッケージのコントラストな…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:田中食品 「無限サラダ」に新味を
調理品・コメまわり品 特集 2021.08.25田中食品の今期2~7月までの売上高は、ほぼ前年並みで推移している。「旅行の友」や「鰹みりん焼」「のり・たまご」「ミニパック30袋入り」「同パート2」といった主力のレギュラー品が堅調に推移しているほか、今春新発売した「減塩ふりかけ旅行の友」も順調に導入…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:大森屋 「パリパリわかめ」好調
調理品・コメまわり品 特集 2021.08.25大森屋が2月に発売した「パリパリわかめ兄弟(兄妹)」が、7月までの売上高で1億2100万円(2品計)と好調に推移。中でも「韓国ごま油風味」がそのうち8800万円と動きが良い。初年度目標の2億5400万円(2品計)は到達見込み。 同品はパリパリとした…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:Mizkan 「焼肉屋のたれごはん」中高生らに支持
調理品・コメまわり品 特集 2021.08.25Mizkanは今2月期、コロナ対策で行楽需要を失い、「おむすび山」シリーズの苦戦が続いている。おむすび専用だけに弁当の消費減が直撃。苦境だが、中高生向けの「焼肉屋のたれごはん」が支持されて健闘。肉の味わいを効かせた、食べ応えのある商品力が評価された。…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:ニチフリ食品 韓国ふりかけを定番化
調理品・コメまわり品 特集 2021.08.25ニチフリ食品は2日から「韓国グルメふりかけ スンドゥブ味・プルコギ味」を発売し、市場で手つかずだった韓国メニューの定番化を果たす。「炒飯風創味シャンタン使用」「岩下の新生姜味」などのコラボ、おかず再現シリーズで高めた開発力を結集。流通業の高評価を得て…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:大盛食品 「おから」で新シリーズ
調理品・コメまわり品 特集 2021.08.25大盛食品では毎年、数多く新商品を開発している。ふりかけ、お茶漬けが主力商材で、その商品の多くは国産原料にこだわり、博多に本社を置く食品メーカーとして、博多をテーマに、明太子や豚骨風味、水炊きスープなど博多色を強く打ち出した商品もある。 今秋から、お…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:にんべん ソフトふりかけシリーズ刷新
調理品・コメまわり品 特集 2021.08.25にんべんは、独自のソフトタイプのふりかけを展開している。今期4~7月のふりかけ部門売上げは前年比14%増と好調に推移。既存品のアイテム数を絞り込んでいるほか、一部伸長している商品もあり、一昨年並みの水準まで回復している。 前3月期のふりかけ部門は同…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:フタバ 「健康願う」新商品投入
調理品・コメまわり品 特集 2021.08.25フタバはふりかけの元祖「御飯の友」のほか、今年立ち上げた新ブランド「YOSHIMARU」を立ち上げた。 同社は大正2(1913)年、ふりかけの考案者・吉丸末吉氏が日本人のカルシウム不足を魚の骨を粉にしてご飯にかけて食べる発想からふりかけを商品化した…続きを読む