●短い麺で売れ筋値下げ 稲庭うどん小川は一昨年9月の値上げの反動で一時売上げが落ちたが、盛り返してきた。好調なのが輸出で2019年と比較し倍以上の伸びをみせ、全売上げの15%を占める。香港、韓国が多く、とりわけ韓国の伸びが著しい。「多くの商談で海外…続きを読む
東北唯一の手延べうどん産地として知られる稲庭地区でも歴史が古い寛文五年堂。ギフト部門のウエートが高いこともあり、ここ5、6年売上げが厳しかったが、コロナ禍でのひきこもり需要があって回復をみせた。その後の5類移行後、外食の復活で家庭用は足踏み状態になっ…続きを読む
山形市の酒井製麺所は、山形県産のそばの品種をより身近に味わってもらおうと昨年「出羽かおり本七割そば」の規格やパッケージをリニューアルした。品種の異なる「最上早生本五割そば」も発売し、シリーズ2種の展開で産地の付加価値をアピールする。 今回、小型の鍋…続きを読む
価格改定での大幅な値上がりによって、数量が伸び悩むSMのそばカテゴリーで、山形市の城北麺工の「羽州山形二八そば200g」が存在感を高めている。トレンドのそば粉高配合に加え、買いやすい価格帯を維持したスペックが評価されている。ロングセラーの「羽黒そば【…続きを読む
2023年産のそば収穫量で北海道、茨城、長野に次いで4番目に多い山形県。そば屋が軒を連ねる「そば街道」が尾花沢市や大石田町など各地にあり、東北有数の消費地としても知られている。自治体では“そば王国”として観光客の誘致を推進している。 山形県のそばの…続きを読む
戸田久は前期、増収増益で売上げは前年比10%増。猛暑で冷麺、チルド麺ともに好調だった。売上構成比は、冷麺60%、ゆで・生麺30%、乾麺5%、スープなど仕入れ商品5%。柱の冷麺は同7%増。家庭用、業務用、ギフト含め冷麺全体の75%が関東市場が占める。「…続きを読む
岩手県八幡平市の北舘製麺は北東北で栽培された玄そばを使った商品を手軽に楽しんでもらおうと、参考上代340円の「挽きたてのざるそば」(200g)を春夏の主力に位置付ける。原料や生産背景への信頼から、生協の共同購入(宅配)を中心に配荷率を高める。 青森…続きを読む
小山製麺の前期売上げは5%増。3年間この伸びをキープしてきた。銘店監修で雫石の焼き肉店「三千里」、盛岡の人気店「亀ちゃん食堂」、一関の「虹ソラ」などが人気店の味を家庭で食べようと買われている。売上構成比は乾麺15%、冷麺10%、ほかはわんこそば、じゃ…続きを読む
●白石温麺の留め型発売 生活協同組合連合会コープ東北サンネット事業連合の乾麺の供給高(23年3月21日~24年3月20日)は、前年比15.5%増となった。夏の猛暑でそうめん、白石温麺など白物の喫食頻度が増え、東北6県で需要が拡大した。ただ、生産コス…続きを読む
森住製麺は1950年、札幌で創業した老舗製麺会社。有名ラーメン店中心に麺を納入する業務用専門メーカーで、昨年から榊野睦氏が新社長に就任、新たなスタートを切っている。本社1階には工場直売所を持ち、来店者向けの新商品開発にも注力する。榊野社長は「人件費高…続きを読む