岩手県は、オリジナル品種「銀河のしずく」と「金色の風」に、生産量最多の「ひとめぼれ」を中心に、36年前から「いわて純情米」としてブランド力強化を図ってきた。恵まれた気象条件や生産者の情熱もあり、高温障害が多発した昨年も一等米比率が全国首位となった。 …続きを読む
山形県は、県オリジナル品種の「つや姫」と「雪若丸」を中心に行政や関係団体が一体となったブランド戦略本部(ブランド化戦略本部から昨年改称)を結成し、生産から販売、コミュニケーション活動まで取り組んでいる。 トップブランドの「つや姫」は、今年デビュー1…続きを読む
新潟県は水稲作付面積、収穫量ともに首位(23年産)産地で「コシヒカリ」「こしいぶき」「新之助」ほか、多様化する消費ニーズや用途、作期ごとに品種を揃えている。前23年産は夏場に高温や渇水などに見舞われ、一等米比率(同年10月31日現在)がコシヒカリ4.…続きを読む
秋田県では、主力銘柄の「あきたこまち」が今年40周年を迎える。JAグループあきたでは県内イベントとして9月7日、イオンモール秋田で「あきたこまち40周年記念感謝祭×農業応援イベント・全農フェスタ2024」を開催。来場者合計700人に「あきたこまち2合…続きを読む
コメ不足から、今年は早々に24年産新米が売場に並び始めた。一等米比率が低下した昨年の反省から、各産地とも万全の暑さ対策を施してきたものの、異常気象や自然災害に翻弄(ほんろう)されているのも事実だ。半面、生産現場で新米の集荷合戦が繰り広げられ、価格が高…続きを読む
●健康ごはん食を提言 コメを切り口にした健康食育を広める柏原ゆきよ氏(管理栄養士)が代表理事を務める日本健康食育協会は、日本ヘルスケア協会・プラネタリーヘルスイニシアチブと共同で「日本をお米で元気にするプロジェクト」を始動。そこで、「ごはん食」が持…続きを読む
●非常時に役立つ「パックご飯」を 神明グループでパックご飯を展開するウーケは、非常時に役立つ災害食の商品開発を強化している。富山県入善町に本拠を置く同社は、1月1日の能登半島地震で工場の配管が被害を受け、社員一丸となって生産再開に努めると同時に、被…続きを読む
●購買意欲を品不足喚起 マーチャンダンジング・オンの「RDS-POS」で、コメと米粉の昨年9月から直近8月の販売状況を調べてみた。 この間の精米販売金額は前年比29.3%増、数量で同15.4%増と大幅拡大。月別販売金額の推移では、今年に入って顕著…続きを読む
新潟県を中心に地域に密着した食品原料、農業資材、米穀を取り扱う総合商社の神山物産の米穀事業は前5月期、前年比15.1%増となる135億0600万円だった。昨年の猛暑による県内のコメ不作が業績への強い逆風になると思われていたものの、コロナ禍からの外食産…続きを読む
千田みずほは、主食用米の精米事業に加え、新潟にも工場を設置し、日本酒や和菓子、味噌、米菓、もちなどの原料米を供給する原料事業を展開している。 グループ企業ジャンボリアの米飯加工事業も併せ、千田グループとして関東圏中心にコメ関連事業を幅広く展開してい…続きを読む