財務省貿易統計によると、寒天用原藻(紅藻類テングサ科)の24年輸入量は1531tで、23年を5.6%上回った。海藻を下処理した原藻は長期間の保存が可能なため、輸入量と消化量(製品の製造量)、需要増減の相関性は低いが、価格がやや落ち着いたことで取引が進…続きを読む
◇一問一答 2024年1~12月までのテングサの入札状況など概況について、森田商店の森田尚宏社長に話を聞いた。(西川昌彦) --2024年の入札状況は。 森田 2024年の国内テングサ入札会は、3月14日の静岡県第1回入札会から始まり、11月2…続きを読む
●創業100周年記念で講演など開催 岐阜県寒天水産工業組合は5月23日、同県恵那市山岡町の山岡農村環境改善センターで第70回岐阜県寒天展示品評会を開催した。 今年度は、優秀賞の農林水産大臣賞に、三浦仁憲氏(丸三寒天)が選ばれた。その他の受賞者は優…続きを読む
およそ200年の歴史を持つ、長野県茅野市を中心とした諏訪地域の角寒天産業。その製造業者でつくる長野県寒天水産加工業協同組合のトップに就任したマルゴ商店の3代目、五味章充組合長(48歳)に、課題と抱負を聞いた。 ●「寒天の里」次世代へ 「寒天の里」…続きを読む
角寒天、細寒天といった形状タイプの製品に欠かせない、韓国産テングサ。国産天草が生育不良や海人の減少で枯渇、高騰する中、生育環境の類似性などから同等の性質を持つ代わりの草として需要基盤を築いてきた。13年には輸入量がモロッコ産を上回りトップになるなど隆…続きを読む
夏の需要期を迎えている寒天。最新の工場設備で製造する粉末寒天、400年近く続く冬の寒気を生かした製法で手掛ける角(棒)寒天、細(糸)寒天と、先進性と伝統を併せ持つ食品だ。その足元を支える原料事情が、大きく揺らいでいる。 寒天はテングサやオゴノリとい…続きを読む
【関西】大阪市中央卸売市場内の大乾は17日、今シーズン2回目となる乾海苔入札会を開いた。平均単価は前回よりも上がった。当日の結果は出品個数845本・329万2564枚、成立個数204本・77万9484枚、金額1401万2592円、平均単価17円98銭…続きを読む
●メニュー提案で需要対応 くらこんは「くらこん減塩塩こんぶ」(27g)でかるしお認定を取得している。同品は北海道産昆布を100%使用し、業界で初めてという40%の減塩率で作り上げた。本醸造醤油や酵母エキス、かつおエキスなどの調味料で絶妙な塩味とうま…続きを読む
高岡屋の24年10月期連結業績は、売上高167億円、税引前利益15億3000万円と過去最高の着地となった。今期は大幅な増収、若干の減収見込み。欧米、オセアニアが引き続き好調、トランプ関税の影響を受け米国工場に設備投資予定。今期は連結で初の売上げ200…続きを読む
大森屋は8月18日に、値頃感を訴求した「サクサク職人」を新発売するとともに、「韓国風ぶっかけ海苔」をリニューアル発売する。2品で初年度売上げ5億5000万円を目指す。「サクサク職人」(72枚)は、「バリバリ職人」の調味液の塗布量を調整することでサクフ…続きを読む