●卸の立場生かし提案を 近年の季節需要で特にネックとなるのが冬物商品だ。肌寒さが感じられることで、ようやく主要シーズンに入る鍋物調味料や粉末のスティック飲料、スープ類など。昨年もしかりだが、10、11月と気温が高めに推移し、なかなか秋が深まらないの…続きを読む
九州のスーパーとして、立地面で大きな挑戦をしているのがハローデイだ。昨年11月29日に、博多マルイ1階に「ボンラパス Timbre(タンブル)」をオープンした。 JR博多駅博多口を出てすぐの立地。平日、休日含め通行量が非常に多いエリアで、近隣にはビ…続きを読む
九州流通業界では、商品価格改定による購入数量減が依然としてよく話題に上る。定額減税などの政府による生活支援策もあるが、効果は限定的だといえよう。食品を含めた幅広い分野の物価、サービス価格の上昇は収まりそうにないためだ。大手企業を中心に賃上げもみられる…続きを読む
●圏外資本さらに支持獲得目指す 九州エリアでは、最近の大きな話題として昨年10月に「長崎スタジアムシティ」がオープンした。長崎の「日常」の中に、試合観戦などの「非日常」を提供するというのがコンセプト。“長崎にいてよかったという場所にしたい”という思…続きを読む
プリマハムは、目指す姿として「おいしさと感動で、食文化と社会に貢献」の実現を掲げる。個人によって異なる「おいしさ」を科学的解析に基づき数値化する「おいしさの見える化」に取り組んできた。今年度はマーケティング部を新設し“ものづくり”を強化するほか、シン…続きを読む
アサヒビールは松山一雄社長の就任以来、ゼロサムの数量重視から一線を画す“バリュー経営”へと大きくかじを切った。24年は独自のコンセプトや容器を採用した缶チューハイ「未来のレモンサワー」がヒットしたほか、RTDや洋酒の分野で従来にない成果を残した。25…続きを読む
キリンビールは25年、消費者の変化を見つめることでニーズをとらえた提案に努める。コロナ下を経て飲酒をめぐるライフスタイルが変わる中、多様な接点や機会を通じ酒類が持つ前向きで豊かな価値をアピールしていく。アルコールメーカーとしての社会的な義務に対しても…続きを読む
相模屋食料(鳥越淳司社長)の25年2月期は当初予想を下回る440億円で着地しそうだ。24年10月度に過去最高実績を上回ったのを弾みに、再度成長を加速させたい。プラントベースフード(PBF)としても注目を集める豆腐関連商品の成長は確実だ。25年も引き続…続きを読む
新進は24年5月に創業130周年の節目を迎えた。コストアップや人手不足などの課題に直面しながらも「ここ数年で積み重ねてきた成果が表れる、意義のある一年だった」と籠島正雄社長は振り返る。25年は野菜加工を強みにもつ事業展開を生かし、市場のトレンドに対応…続きを読む
フジッコ(福井正一社長)は商品の整理と投資の集中を図り、付加価値を高めた商品育成に力を注ぐ。さまざまなコスト増に負けない、強い商品力を目指す。2025年4月から始まる新中期経営計画では、コア事業である豆・昆布製品を引き続き強化し、豆の健康性や昆布の新…続きを読む