フォローアップミルクは引き続き漸減傾向が続いている。乳粉や液体ミルクと異なり、必需品としての認識が弱く、価格改定も重なった。最近ではフォローアップミルク以外でも子どもの成長に必要な栄養を補うアイテムが続々と市場に投入されており、必要性の理解促進が求め…続きを読む
乳児用調製液状乳(液体ミルク)は、乳粉が減少傾向にある中、前年を上回って推移。育児用ミルク市場内でのシェアも5%強まで拡大しているとみられる。24年は8月に宮崎県で発生した震度6強の地震と、南海トラフ地震臨時情報発令など、防災意識が高まる事象が頻発し…続きを読む
これまで使用頻度・使用率の上昇から伸長してきた乳児用調製粉乳(乳粉)市場だが、25年上期(4~9月)はマイナス推移に転じている。出生数の減少で、使用率の上昇幅を絶対数の減少幅が上回っていることが大きい。加えて24年8月の南海トラフ地震臨時情報発信によ…続きを読む
24年は回復軌道に乗ったかに見えた粉ミルク(調製粉乳)の輸出だが、25年は一転、再びダウントレンドとなりそうだ。財務省「貿易統計」によると、25年1~7月の調製粉乳輸出量は、前年を14.8%下回る4106tにとどまった。経済発展による需要増で東南アジ…続きを読む
厚生労働省が9月26日に発表した「人口動態統計(速報値)」によると、25年1~7月の出生数は40万2695人で、前年から3.0%減となった。これは外国人を含む実需ベースの数値であり、このままのペースで進むと25年トータルでは70万人を割り込むとみられ…続きを読む
歯止めの利かない出生数減少の中で、育児用調製粉乳(育粉)とベビーフードの両市場はダウントレンドにある。一方、共働きや男性の育児への積極参加など、令和の育児スタイルの定着も並行していることから、両カテゴリーへの需要と信頼は高まっている。1年で切り替わる…続きを読む
●農産グループ=加工度高い商品開発へ 東海澱粉の農産グループは合弁会社、研究開発室、品質保証部との連携を通じて、加工度の高い商品開発に挑戦するなど、顧客の要望にきめ細かく対応したオリジナル商品の展開を強化している。価格はもちろんのこと、味や食感、見…続きを読む
●廃棄コストの低減につながる顧客と密な関係づくりに貢献 東海澱粉の飼肥料グループは全国に68拠点展開する幅広いネットワークを生かして、飼肥料の供給と併せて、食品残渣(さ)や副産物、規格外品などを飼料原料やバイオマスとして有効活用する取り組みも行う。…続きを読む
静岡市の東海澱粉は国内68拠点・海外14拠点にも及ぶ幅広いネットワークを活用した調達力と研究開発室・品質保証部の総合力で業績拡大が続く。現在、顧客の声を傾聴するマーケットイン戦略をさらに進め、支持をより盤石にしている。(宇佐見勇一) * …続きを読む
東海澱粉は前期78期(25年6月期)、マーケットイン戦略を推進し、売上高・利益ともに過去最高を更新した。さらに研究開発室の機能を活用した新規開拓にも成功するなど、躍進が続く。葉山裕社長は「変化の潮目を見極めることが重要」と強調。今期79期始動の中期経…続きを読む