みたけ食品工業は、きな粉の販売が昨年よりも増加し、ここ数年その傾向が続いている。アイテム別では、家庭用は「黒ごまアーモンドきな粉」、業務用では「金のきな粉」「さらさらりんきな粉」が好調に推移している。 今期について「金のきな粉」は、付加価値を求める…続きを読む
きな粉市場は、家庭用・業務用ともに前年を超えて好調に推移している。全体では金額・数量とも伸ばすことができた企業が多い。TVで取り上げられた影響や災害備蓄、コメ不足でもちの販売が伸長し、それがきな粉にも影響したとみられる。(三井伶子) 市場はここ数年…続きを読む
中部地区では、わさびを中心とした香辛料を作り続けている創業95年の名古屋市の金印が、国内市場における存在感をより高めるべく、高付加価値の商品を市場に投入を続けている。 金印は家庭用市場では9月、「冷凍薬味」シリーズに新たに切れのある辛味と豊かな風味…続きを読む
信州を代表する農産物、わさび。豊富な水資源と冷涼な気候で国内最大の生産規模を誇ってきたが、この3年で収量が半減以下に落ち込み、23年実績は静岡県に次ぐ2位へ後退した。 農林水産省・特用林産物生産統計調査によると、長野県の2023年わさび生産量は39…続きを読む
●若い世代にわさび訴求 エスビー食品は8月12日から山芳製菓とコラボした汎用わさびシーズニング「やみつき!わさビーフスパイス」を期間限定(来年9月末出荷終了予定)で全国発売した。 山芳製菓の「わさビーフ」は87年発売で同社を代表する人気のポテトチ…続きを読む
カネクは原料にこだわり味を訴求しながらも作業性を重視したスタンディングタイプチューブ容器の「ST」シリーズの発売を昨年2月から「ST冷蔵わさび」(300g)を皮切りに計4品発売している。現在のラインアップは「ST冷蔵おろししょうが」(昨年12月発売、…続きを読む
●各メーカー、成熟化した国内需要開拓を 首都圏における加工わさび市場は家庭用、業務用ともに堅調に推移している。家庭用は廉価品や高級品、大容量タイプが金額に加え、数量ベースでも前年を上回っていることで回復傾向が鮮明となってきた。業務用は、首都圏ではイ…続きを読む
加工わさび原料を取り巻く環境は厳しさが続いている。中国産西洋わさびは一昨年、原料価格が大幅に上昇していた。国産本わさびは各産地が高温や台風などの天候要因に悩まされたことで、収量が減少し芋を中心にタイトな供給状況が続いている。中国産西洋わさび原料は昨年…続きを読む
業務用の加工わさびは、インバウンド需要増や外食産業の復調で環境は改善されつつある。しかし、居酒屋やホテル、旅館などの宴会需要はコロナ以前の水準に至っていないため成長基調に戻ったとは言い難い。特に首都圏では需要が回復してきているが、地方では厳しい環境が…続きを読む
家庭用の加工わさび市場はここ2年は伸び悩む状況が続いてきたが、9月までの直近1年間を見ると、チューブタイプと粉わさびなどの金額比トータルで前年比10.5%増と伸長した。チューブタイプは同10.6%増、粉わさびは同8.7%増と市場の回復傾向は明らかだ。…続きを読む