●魅力高め購買意欲向上へ 近畿中四国地域の菓子卸業界は、メーカー各社が進めた菓子の価格改定が奏功し、業績好調な企業が多かった。一方、取引先の中には大手SMや他エリアのSMの進出により、廃業に追い込まれる中小SMや単独店も多い。長引く物価高の影響で家…続きを読む
◇天政松下・松下雄哉社長 「会社は何のために存在し、自分は何のために働いているのか」。企業の使命や自身の役割について明確な答えを持つ社員が多いほど、組織の一体感や協働意欲は強くなり、「個人と組織の相乗効果が生まれることで企業の成長は加速する」と話す…続きを読む
◇ジャポニックス・土屋勇蔵社長 南北に長い地形と多様な気候帯を持つ日本には、各地特有の地域性を反映した多様な味噌が存在する。その数1000種類以上に及ぶとされており、「“ご当地”の味わいは味噌ならではの魅力であり、競争優位の源泉でもある」と、味噌専…続きを読む
●求められる新“ローカル” 人口減少の本格化により、「成長社会」から「成熟社会」へと移行する日本。社会構造が大きく変化する中、味噌・漬物の各業界ではさまざまな課題が顕在化し始めている。労働力不足や後継者不在など、小規模事業者の構成比が高い両業界にお…続きを読む
◇名畑・名畑豊社長 業務用酒類食品卸の名畑は今期(25年9月期)、ビール類の値上げや大阪・関西万博の効果で売上高を期初目標から上方修正している。飲食店向けにスマートフォンを使ったセルフオーダーシステム「スマホオーダー『よろこんで』」と、グラスなどの…続きを読む
◇桶谷ホールディングス・桶谷晃弘社長 業務用酒類卸の桶谷は培ってきた営業力を武器に、着実に新規顧客を増加して業容を拡大。前期(24年12月期)売上高は前年比8%増以上のプラス。今期も順調に売上げを伸ばし、大阪・関西万博会場内外の需要増で大きな上積み…続きを読む
◇丸正高木商店・高木良典社長 京都の地域総合食品卸として店舗、外販、特販の3部門制で事業を展開する丸正高木商店。今期は「拡(ひろ)げる」をテーマに掲げる。店舗部門では駄菓子を中心に昭和の街並みをテーマにした新店舗「昭和レトロ横丁」をオープン。新店舗…続きを読む
◆中四国地区 ◇広川・廣川正和代表取締役社長 広島を拠点に岡山や広島などの山陽筋を中心に事業を展開する広川。1857年の創業から170年近くにわたり、地域に密着した地域の生活に欠かせない事業を展開している。昨年7月に効率化、生産性向上を目的に組織…続きを読む
◇大乾・村瀬忠久社長 大乾は、乾物などの食品卸売業と、自社ブランド「大関」でギフト用の海苔などの加工販売という二つの業態を展開する。新規開拓では給食ルートがエリアを含めて広がりを見せる。業務の効率化に向けた組織体制の見直しにも、引き続き取り組んでい…続きを読む
◆中四国地区 ◇日本アクセス・中四国・尾方高輝執行役員西日本営業部門長代行中四国エリア統括 少子高齢化や人口減少、コスト高、物価上昇など市場環境の変化や消費者の消費行動が多様化する中、そうした環境変化への対応強化を図っている日本アクセス。中四国エ…続きを読む