◆重点カテゴリーを強化 大手食品卸売業各社は食品価格上昇による価格改定への迅速、適切な対応をはじめ、低温や酒類、菓子などそれぞれの重点カテゴリーへの取組みを強化することで、売上げの獲得につなげている。一方で利益面では人件費や物流費などの高騰の影響に…続きを読む
一正蒲鉾の野崎正博社長は8月28日の25年6月期決算説明会で、複合的なコスト上昇や消費者の節約志向といった厳しい事業環境に触れ、21~25年度中期経営計画の目標値を下方修正すると述べた。今後、「利益視点で大胆な事業構造の改革を行う」とし、不採算事業の…続きを読む
六甲バターは2025年度からスタートした中期経営計画の着実な実行へ向けた取り組み姿勢を強めていく。植物性食品の成長と海外展開の注力姿勢を貫き、既存事業の堅守・伸長と、新領域への拡大の両輪を推進。大阪・関西万博でのプラントベースチーズ(PBC)認知拡大…続きを読む
【新潟】県内で圧倒的なブランド力を誇る「もも太郎」やOEMなどアイスクリーム製造・販売のセイヒョーは8月27日、森永乳業グループの福井県・森永北陸乳業の富山工場を取得することを発表した。 セイヒョーは業績好調を受け、23年に新潟市内に新工場の用地を…続きを読む
【関西】泉平は「泉平の食育フェア」を兵庫県姫路市のアクリエひめじで24日に開催。フェア名を一新し、27年4月からの次期中計で「食育」を事業の根幹に据える姿勢を先んじて示した。ミッションとする「食を届けつづける」「食の魅力をつなぐ」を会場全体で表現し、…続きを読む
【関西】尾家産業の第1四半期業績は売上げが2桁超の伸長、さらに関西地区は万博特需などで前年比13%増と絶好調だ。大阪市内で21日に開いた秋季提案会で尾家健太郎社長は「物価高での消費意欲の減退を懸念しつつインバウンド需要とエリア戦略が奏功。7月も順調、…続きを読む
紀文食品は9月1日から、従来のカニかまのイメージを刷新した新商品「The SURIMI」=写真=を全国発売する。“オシャレに楽しく、料理がパッと華やかになる”をコンセプトに、数億円を投じて製造ラインを新設。加熱・包装の両面で新たな機能を得て開発した。…続きを読む
ニチレイグループの水産・畜産事業を行うニチレイフレッシュは25日、傘下のフレッシュチキン軽米(岩手県軽米町)を26年3月末に解散することを決定した。建屋や設備機器の老朽化のため。従業員136人については、近隣地区での雇用あっせんなどを含めて個人面談を…続きを読む
ヨシダコーポレーションの前期(25年3月期)は増収減益で着地した。売上げ面はNCの物量回復効果もあるが、PCのソフトタイプが家庭用、業務用ともに伸長したことが大きい。利益面では昨今のあらゆるコスト増によって苦戦を強いられた。 同社は近年、NCから付…続きを読む
ファインフーズは父、西村正彦会長が自宅台所で香辛料の香りを保持しつつ、微生物を制御し、粉末にする「FR(フライド)スパイス」を発明して創業した。「FRスパイス」とは高温油中の短時間処理で細菌類を死滅させ、香りと風味の飛散は防ぐ、二律背反を成し得た技術…続きを読む