店頭にチェーンの信条を掲げ顧客の理解促進につなげる(ビオセボンジョイナス店)
ナチュラル志向のブランドとして育成(ビオラル丸井吉祥寺店)
SMとの協業で食の領域を拡大(無印良品港南台バーズ店)
食品スーパー(SM)の店舗別マーケティングは、立地する商圏内の顧客ニーズを丸抱えするのが通常のやり方だ。近隣に暮らす生活者の所得レベルはある程度の範囲に収まるかもしれないが、それでも嗜好(しこう)やライフスタイルは異なるため、SMの品揃えや価格帯は幅広くなる。ただ、食品を扱うチェーンの中にも、テーマを絞った品揃えで客層を絞り込む場合がある。特定の志向に関心のあるユーザーを集客する専門店タイプの業態だ。