表4 2023年秋からの乳幼児用調粉の価格改定
23年秋以降の乳児用調製粉乳(乳粉)市場は、2回にわたる価格改定を経ても底堅く推移している。数量ベースではほぼ前年並みを維持し、金額ベースでは値上げ分が乗り、10%程度前年を上回ったもようだ。出生数の減少が加速する中でも数量を維持していることから、使用頻度・使用率は高い水準を維持していることがうかがえる。内閣府が22年版の「男女共同参画白書」で示したとおり、共働き世帯が全世帯の約7割に達していることや、女性の早期復職が増加していることなど、子育てスタイルの変化を反映している
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23年の出生数は75万人台に落ち込み、まさに「異次元の少子化」が加速している中、育児用粉ミルクやベビーフードの需要は引き続き高い水準を維持している。共働き世帯の増加や、「令和ママ・令和パパ」と呼ばれる新たなライフスタイ […]
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