東北乾物・乾麺特集2023

東北乾物・乾麺特集:山形丸魚 4~7月の乾物需要が復調 水戻し省いた商品提案

伝統食材の「カスベ」(左)と「棒だら」

伝統食材の「カスベ」(左)と「棒だら」

山形名物「だし」の原料に使われる「なっと昆布」

山形名物「だし」の原料に使われる「なっと昆布」

 山形丸魚は、海産乾物の販売状況が前年を上回るペースで推移していることから、「棒だら」や「カスベ」「なっと昆布」などの自社製品の提案を強化している。県内の乾物製造業者が減少傾向にある中、地域の伝統料理に欠かせない食材の安定供給に努める方針だ。
 同社が自社製造する海産乾物全体の4~7月の売上高は前年比12.9%と伸長。地域の祭りや大型連休に合わせ、郷土料理を振る舞う機会が増えたことが、乾物の需要を押し上げた。山形に加え、秋田、福島の一部地域でも食べる習

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