乾物・海産物・豆類特集
和食人気や健康志向の高まりが追い風となり、乾物の価値が見直されている。TVなどのメディアで取り上げられる機会も多く、健康・栄養面での訴求力は高い。業界は小規模企業が多く、NBメーカーとのコラボで新しい乾物メニューを提案する動きもある。乾物とは乾燥させた食物の総称であり、天日で干すことでうまみと栄養が凝縮される。それぞれに異なる栄養価があり、「機能性」の訴求は市場拡大のキーワードになりそうだ。(三井伶子)
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◆乾物・海産物・豆類特集:和食人気やTVが追い風 見直される健康価値
総合 2019.12.18和食人気や健康志向の高まりが追い風となり、乾物の価値が見直されている。TVなどのメディアで取り上げられる機会も多く、健康・栄養面での訴求力は高い。業界は小規模企業が多く、NBメーカーとのコラボで新しい乾物メニューを提案する動きもある。乾物とは乾燥させ…続きを読む
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乾物・海産物・豆類特集:日本アクセス メーカーとコラボで需要喚起
卸・商社 2019.12.18日本アクセスは、昨年設立した「アクセス乾物乾麺市場開発研究会(AK研)」が今年、本格始動した。111社のメーカーとタッグを組み、乾物乾麺を従来の売場から中食、外食、ネット、海外市場へ差別化商材として提案し、新たな需要を創造している。 19年度活動で…続きを読む
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乾物・海産物・豆類特集:萬藤 「乾物屋の栄養講座」スタート
卸・商社 2019.12.18萬藤は、1912(大正元)年創業の乾物問屋。デパート百貨店から個人店舗まで幅広く乾物を卸している。新たな取組みに、今年から管理栄養士の資格を持つ社員による「乾物屋の栄養講座」を浅草直営店で開催。座学の後、乾物を使った食事も提供している。 第1回は「…続きを読む
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乾物・海産物・豆類特集:下田商事 新物の切り干し大根を限定発売
卸・商社 2019.12.18「カネニシキ」ブランドの下田商事は、90年を超える歴史と実績を誇る農産・海産乾物・乾めんの専門企業。今期はTVの健康番組で乾物が複数回取り上げられ、売上げ増につながった。顕著なのがこうや豆腐で、昨年10月の放送から1年が経過した今も、例年より2桁増の…続きを読む
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乾物・海産物・豆類特集:一神商事 有機・無添加食品を提案強化
卸・商社 2019.12.18一神商事は農産・海産乾物や調味料などにこだわりを持った食品問屋。1956年、横浜で昆布、鰹節や椎茸を販売する商店を開業した。 今期販売動向では、(1)品質の高い、こだわり乾物(2)お買い得感が魅力な主要乾物(3)健康、美容関連でメディアに取り上げら…続きを読む
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乾物・海産物・豆類特集:海苔 暖冬響き減産懸念 スナック需要の喚起を
水産加工 2019.12.18海苔市場は今期も、暖冬による国内生産の不作が懸念される。前年は半世紀ぶりの減産量となる約63億枚(前年比16%減)。今年も12月まで全国的に温かく、高水温が悪影響を与える、去年の二の舞を演じないか予断を許さない。市場はCVSおむすびを筆頭にした業務用…続きを読む
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乾物・海産物・豆類特集:道産バレイショ 加工食品へシフト
農産加工 2019.12.18●種バレイショ、生産体系維持図る 【北海道】19年度北海道産バレイショの作付面積(種子用、でんぷん原料用除く)は前年比496ha減の2万7573ha。主要品種別では男爵が6904ha(前年比289ha減)、メークイン3202ha(同219ha減)、…続きを読む
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乾物・海産物・豆類特集:干瓢 国産品の高値続く 中国産輸入量も減少
農産加工 2019.12.18国内生産量のうち約98%を占める栃木県産干瓢の19年生産量は、前年から3t増え260tで着地した。作付面積は5ha減の107.8ha、生産戸数は16戸減の269戸だった。今年は例年より遅い梅雨明けとなったが昨年にも勝る猛暑となり、生産量は例年並みだっ…続きを読む
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乾物・海産物・豆類特集:道産豆類 小豆産地を分散化 オホーツク中心に増産
農産加工 2019.12.18【北海道】19年産の道産豆類は小豆、インゲン、大豆など全体に平年作以上が見込まれている。 小豆は7月末~8月まで低温に推移したことから成育遅れが目立ったが、8月中旬以降高温に推移したため、上段の莢(さや)数が確保され、収量は平年を上回り、生育によっ…続きを読む
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乾物・海産物・豆類特集:花かつお・削り節 使い切りで用途拡大
水産加工 2019.12.18●少量・適量が急速浸透 花かつお・削り節市場は、人気の使い切りパックの用途拡大が果たせるか注目されている。市場はトッピング向きのパック中心になって久しい。最近2~3年で1~1.5gの少量・適量サイズが急速に浸透した。原料高の市場安に悩んできた、業界…続きを読む