全国緑茶特集
一番茶の取引も落ち着き、22年の緑茶市場は、本格的なスタートを切った。「今年の一番茶の品質は良い」という声が各産地から届く。取引価格も、おおむね堅調と聞く。一番茶の取引価格は、茶生産者や茶業界にとって大切な要素となる。“持続可能な茶業”の鍵を握るといえるだろう。ウィズコロナが落ち着きを見せ始める中、人流増加やインバウンド回復も予想される22年は、「緑茶の健康性」訴求や新たなお茶の楽しみ方提案で、成長軌道につなげていきたい。(本吉卓也)
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◆全国緑茶特集:“持続可能な茶業”へ 新たな価値や魅力高める
嗜好飲料 特集 2022.06.22一番茶の取引も落ち着き、22年の緑茶市場は、本格的なスタートを切った。「今年の一番茶の品質は良い」という声が各産地から届く。取引価格も、おおむね堅調と聞く。一番茶の取引価格は、茶生産者や茶業界にとって大切な要素となる。“持続可能な茶業”の鍵を握るとい…続きを読む
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全国緑茶特集:農林水産省 「毎日お茶のある暮らしキャンペーン」始動
嗜好飲料 特集 2022.06.22農林水産省は今年の新茶シーズンの本格化にあわせ、昨年3月から日本茶業中央会などの関係機関と連携し、茶業界が一体となって日本茶の情報発信などを行う「日本茶と暮らそうプロジェクト」の一環として、新たに「毎日お茶のある暮らしキャンペーン」を開始した。(藤田…続きを読む
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全国緑茶特集:ルピシア 植樹活動「北限のお茶に挑む。」プロジェクト
嗜好飲料 特集 2022.06.22●ニセコへ新たに6000本 世界のお茶専門店・ルピシアは、お茶の露地栽培の北限を目指す「北限のお茶に挑む。」プロジェクトに15年6月から取り組む。5月27~29の3日間、静岡県の農家から譲り受けた茶樹「さやまかおり」6000本を新たに北海道ニセコ町…続きを読む
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全国緑茶特集:伊藤園 味わいの違いを提案 お茶の健康性も訴求
嗜好飲料 特集 2022.06.22伊藤園はお茶の「おいしさ」「健康性」「たのしさ」を訴求し、緑茶リーフ市場のさらなる拡大に取り組む。今夏は「水出し」と「オンザロック」というお茶のいれ方による味わいの違いを提案し、お茶の楽しみ方を広げる。加えて、昨春の発売以来、伸長する機能性表示食品「…続きを読む
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全国緑茶特集:吉村 飲用機会を後押し 人気キャラクター「リラックマ」採用
嗜好飲料 特集 2022.06.22吉村は人気キャラクター「リラックマ」の日本茶関連商品を企画開発した。3月に農林水産省は「データで育む緑茶のグランドデザイン調査報告」を公表し、リーフ茶のオケージョン(生活者の飲用目的)把握を実施した。緑茶は年配者から若者まで総じて好きな人が多いが「飲…続きを読む
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全国緑茶特集:宇治の露製茶 カフェインレスに価値 既存品活性化で存在感
嗜好飲料 特集 2022.06.22宇治の露製茶の22年2月期の業績は、売上げは前年から微増、利益は販売経費がかさんだことから前年からは減少したものの、コロナ禍前と比べると改善した。23年2月期の第1四半期は、売上げは前年超えで推移しているが予算に対しては若干スロースタートの印象であり…続きを読む
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全国緑茶特集:つぼ市製茶本舗 和漢素材使用の健康茶 だったんそば茶TBも訴求
嗜好飲料 特集 2022.06.22つぼ市製茶本舗は、千利休のふるさとである泉州堺で、茶の貿易と茶問屋として創業した老舗企業。緑茶の代表商品として、深蒸し煎茶「利休の詩」をはじめ、さまざまなお茶を製造販売している。 22年は2月のバレンタインデーに合わせ、UHA味覚糖が手掛けるショコ…続きを読む
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全国緑茶特集:カメタニ サイクロンミル導入 高品質で大口需要に対応
嗜好飲料 特集 2022.06.22カメタニは、ドリンク用、ティーバッグ用原料茶葉加工やほうじ茶、粉末茶製品を中心に生産する。18年に有機JAS認定工場として認証を受けている。19年6月にはISO22000認証を取得した。 増加する生産量に対応するため、数ヵ所に分散していた物流・保管…続きを読む
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全国緑茶特集:木長園 米国向けの実績が増加 タイへ初の抹茶を輸出
嗜好飲料 特集 2022.06.22日本緑茶発祥の地である京都府宇治田原町に本社を置き、宇治抹茶専門メーカーとして確固たる地位を築いているのが木長園。茶道用はもちろん、茶そばや製菓、製パン用など、食品向けにも適した多様な抹茶を取り扱い、これまで宇治抹茶の普及に貢献してきた。高品質な商品…続きを読む
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全国緑茶特集:山城物産 「茶師辻重行の一煎」輸出 コト消費に商機見いだす
嗜好飲料 特集 2022.06.22山城物産の岡本志津代社長は21年3月に社長就任後、既存の得意先を大切にしながらも「脱薄利多売」を掲げ、粗利の大切さを説きながら新たな市場への展開を図ってきた。営業マンにも岡本社長の考えが浸透してきた。 プレミアムティーバッグの「宇治茶玉露ティーバッ…続きを読む
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全国緑茶特集:ウエノフードテクノ 抹茶の変色を抑制 「SeiSai-GT」風…
嗜好飲料 特集 2022.06.22ウエノフードテクノが提案する、抹茶や緑茶、ヨモギ加工品の変色抑制に優れた製剤「SeiSai-GT」は、鮮やかな緑色を保持するだけでなく、風味への影響も少ないことから、抹茶や緑茶、ヨモギ本来の色調や風味にこだわる素材・加工食品メーカーから重宝されている…続きを読む
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全国緑茶特集:丸久小山園 仏品評会でグランプリ ISO22000認証取得
嗜好飲料 特集 2022.06.22丸久小山園は、第74回全国茶品評会(20年)で自園出品茶が22回目となる農林水産大臣賞(1位)を受賞し、宇治抹茶業界において「品質本位の茶づくり」をモットーに、安全で高品質な製品を提供している。 このほどフランスで開催された日本茶の品評会「ジャパニ…続きを読む
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全国緑茶特集:吉田園 認証運用推進課を設置 社員教育も充実へ
嗜好飲料 特集 2022.06.22吉田園は、早い時期から八女茶使用の抹茶に注目してきた。25年以上前に、ひき茶の製造ラインを設置。石うすも所有し、量産体制を生かしながら抹茶製造を行っている。 最近の市場動向に関しては、スーパー、量販店といった業態は巣ごもり需要により堅調に推移する一…続きを読む
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全国緑茶特集:静岡県茶商工業協同組合・佐々木余志彦理事長 茶どころ静岡の独自…
嗜好飲料 特集 2022.06.22現在、流通している日本茶の約7割を占める「やぶきた」は、1908(明治41)年に静岡県の篤農家である杉山彦三郎が開発した品種だ。霜に強く、在来品種よりも一番茶の収穫時期が早い上に収量が安定していることから、戦後、同県の奨励品種となってから、またたく間…続きを読む
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全国緑茶特集:妙香園・田中良知社長 地元の新茶で来店機会創出
嗜好飲料 特集 2022.06.22熱田区の妙香園(田中良知社長)は先日、名古屋・栄の地下街にあるテークアウト専門店「MYOKOEN TEA STORE」で期間限定販売した「新茶ごろごろパイン」の売れ行きが好調で、地元TV局のニュースにも取り上げられた。現代にマッチしたお茶の在り方を提…続きを読む
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全国緑茶特集:大井川茶園・雪嶋直通会長兼社長 業界の革命児が挑戦
嗜好飲料 特集 2022.06.22●茶禅華で市場に風穴 紙製飲料容器「カートカン」採用 茶業界でいち早くSDGs(持続可能な開発目標)に着目するなど、常に革新的な存在であり続けている大井川茶園は2021年7月から、環境に配慮した茶飲料「茶禅華」の販売を開始し、茶市場に風穴を開けてい…続きを読む