凍結乾燥食品特集
凍結乾燥(以下FD)食品は近年、カップ麺などの具材に加え、味噌汁やスープなどの成型食品の拡大が続いている。FD食品の昨年度の市場は、味噌汁などの成型食品群が前年比2桁増と再び成長軌道に乗った。素材製品群は安定した推移を続けており、前年を若干ながら上回った。FD製品は成型食品を中心に拡大傾向が続いている。一方で生産能力はここ数年大きな変化はない。今後は海外市場を視野に入れる動きも高まりつつあり、さらなる生産能力や製品開発能力の向上が求められる。(高木義徳)
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◆凍結乾燥食品特集:成型食品の規模拡大 海外展開視野に
総合 2022.12.05凍結乾燥(以下FD)食品は近年、カップ麺などの具材に加え、味噌汁やスープなどの成型食品の拡大が続いている。FD食品の昨年度の市場は、味噌汁などの成型食品群が前年比2桁増と再び成長軌道に乗った。素材製品群は安定した推移を続けており、前年を若干ながら上回…続きを読む
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凍結乾燥食品特集:素材製品生産量 総生産、2年連続増加
総合 2022.12.05日本凍結乾燥食品工業会は今年度通常総会で21年度(21年4月~22年3月)のFD主要生産量をまとめた。同調査は同工業会加盟12社への申告数量を集計したもので、アウトサイダーはカウントされていない。同工業会は毎年、食品産業向けにFD食品のトレンド、ある…続きを読む
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凍結乾燥食品特集:FD成型食品 76億5000万食突破
総合 2022.12.05FD成型食品類は20年度に味噌汁類の伸びが鈍化するなど若干の不安要素があったが、昨年度は全体で前年比11.9%増の6億5445万食と大きく伸長した。特に主力の味噌汁類が前年を大きく上回り、同19.1%増の3億6063万食と大きく伸びた。一方で味噌汁類…続きを読む
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凍結乾燥食品特集:棚面積 一層の設備投資必要
総合 2022.12.05日本凍結乾燥食品工業会・会員企業の真空凍結乾燥機の21年度の棚面積は、前年同様の1万3936平方m。棚面積は、16年度まで6年連続して拡大も、16年以降は3年連続で前年並みだった。19年度は4年ぶりに増加し、20年度はほぼ前年並みとなった。 同工業…続きを読む
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凍結乾燥食品特集:日本凍結乾燥食品工業会・川原浩会長 業界発展に尽力
総合 2022.12.05●さらなる発展へ、新規加盟促す 9月14日、フリーズドライ(以下FD)メーカー10社が出席のもと、本年度の日本凍結乾燥食品工業会(以下FD工業会)の通常総会が開催されました。今年で発足から49年を迎えることができましたことは、食品ユーザー各社さま・…続きを読む
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凍結乾燥食品特集:長野地区=アスザックフーズ 調理素材や薬味系好調
総合 2022.12.05スープ類やデザート系、惣菜の素といった自社製品を多彩に展開するアスザックフーズ。好調な動きを見せているのが「大根おろし」や「とろろ」などのメニュー素材、薬味系のアイテム。コロナ禍で家庭内調理の機会が増えたこともあって、同社は「ひと手間を減らす志向や適…続きを読む
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凍結乾燥食品特集:九州地区=価格改定の定着課題に
総合 2022.12.05九州エリアの直近動向を見てみると、コロナ禍から受けるマイナス要素は、そこまでは大きくなかった。直近実績の具体的な例を見ると、例えばきゅうぶつでは、即席麺向けを中心に21年度実績が堅調に推移したという。 九州FD市場への影響がいま一番大きいのは円安だ…続きを読む