ふりかけ・お茶漬け特集2023
ふりかけ・お茶漬け市場は不況に強い本領を発揮しつつある。温暖化や世界的な需給構造の変化による原燃料、資材、物流費高は今も続き、主要原料である海苔、ごま、鰹節の相場高、値上げも現在進行形。商品を値上げしても収益はひっ迫し、さらなるコストダウン、再値上げが求められている。(吉岡勇樹)
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◆ふりかけ・お茶漬け特集:不況に強い本領を発揮へ
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21ふりかけ・お茶漬け市場は不況に強い本領を発揮しつつある。温暖化や世界的な需給構造の変化による原燃料、資材、物流費高は今も続き、主要原料である海苔、ごま、鰹節の相場高、値上げも現在進行形。商品を値上げしても収益はひっ迫し、さらなるコストダウン、再値上げ…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:ふりかけ 大人需要で回復に勢い
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21ふりかけ市場は23年3月期、前年比2%増の371億円で着地したとみられ、コロナ禍を脱した。主用途の一つである弁当需要が戻り、混ぜご飯、おむすびの素を伸ばした。3年連続の縮小が避けられたが、コロナ前の19年には及ばずに回復途上。規模拡大は22年下期から…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:お茶漬け 特需なくすも内実進展
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21お茶漬け市場は23年3月期、前年比2%減の176億円で着地したとみられて、一服感が漂う。2年連続で縮小し、コロナ特需をとらえた21年の貯金を使った。規模はコロナ前にほぼ戻ったが、内実は進展。子育て世帯の商品喚起を果たし、市場規模の持続を確かなものにし…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:丸美屋食品工業 おむすび用けん引2桁増
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21丸美屋食品工業は1~3月の第1四半期、ふりかけ売上げを前年比2桁増と伸ばして好調に推移している。節約志向が強まったとみられて、特におむすび向けがけん引した。前12月期売上げは4%増と伸ばし、2%増の「のりたま」の年間売上げ54億円に育てるなど、主要な…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:三島食品 調味料用途へアプローチ
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21三島食品の22年12月期決算は、売上高146億8000万円の前年比1.9%増で着地した。家庭用は目標値に若干届かなかったものの前年実績を上回り、業務用は目標値、前年実績ともに上回った。家庭用に関しては、ラインアップを強化した「ゆかり」シリーズを数種類…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:田中食品 まぜるだけ激辛キンパを
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21田中食品の23年1月期決算は、前年実績増での着地となった。「旅行の友」や「鰹みりん」「のり・たまご」「ミニパック30袋入り」といった基幹商品が堅調に推移したほか、巣ごもり需要で消費者の健康志向が高まったことを受けて「減塩ふりかけ」シリーズや昨年発売し…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:永谷園 「めざまし」浸透で好業績
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21永谷園は子どもの朝に最適と伝える「めざまし茶づけ」企画を推進し、業績を押し上げている。原材料高で22年6月に値上げしたが「お茶づけ海苔8袋入」などの主力商品を伸ばした。海苔が暴騰し、23年6月も値上げを控えるが、年長園児17万人のサンプリング、新CM…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:大盛食品 混ぜ込みNBで安定した支持
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21大盛食品の基本姿勢は、「食べ物はおいしくなければならない」。おふくろの味、忘れられない味、感動できる味を追求している。直近の動向を振り返ると、お茶漬けに関しては、特にギフト用で堅調に推移しているという。 全体では、ふりかけを中心に、PBやOEMでの…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:ニチフリ食品 高付加価値の「起点」順調
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21ニチフリ食品は高付加価値の「ふりかけの起点」シリーズが順調に推移している。伊豆産わさび茎を使った、主力の「わさび」などが支持された。2月に原材料などのコストアップで値上げしたが、「ウルトラセブン」といったウルトラヒーローパッケージを3月から導入。価値…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:日本海水 ふりかけGP銀賞を拡販
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21日本海水は、ほかにはない特徴あるラインアップが強みだ。ニッチなニーズをとらえつつも、受け入れられやすく、定番化しやすい商品を多数展開している。22年秋に発売した「タコライスふりかけ」は、ふりかけの日本一を決める「全国ふりかけグランプリ2022」で銀賞…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:理研ビタミン ザクザクで市場本格参入
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21理研ビタミンの「ふりかけるザクザクわかめ 韓国風ごま油風味」は、2022年8月22日発売予定だったが、同社の想定を大幅に超える売場への導入の見込みだったため、生産体制整備のために発売を1ヵ月延期。満を持し9月28日に発売。発売後2ヵ月で年間売上げ目標…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:大森屋 乾麺への薬味提案強化を
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21大森屋は今春発売の「サクうまエビ」や、今年発売15周年の「カリカリ梅」シリーズの乾麺への薬味提案を強化し、乾麺エンドでの訴求や各種キャンペーンなど多彩な販促に注力する。 「サクうまエビ」(30g、標準小売税別220円)は、料理にも使えるピリ辛の万能…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:フタバ シーズニング用で海外も
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21フタバは市場全体の所感として、価格改定の動向がある中で、原料や資材の価格は上がり続けており、各社は依然厳しい状況にあるのではとみている。新型コロナウイルスが5類に移行する今年5月以降。同社としては、ここから営業活動もより進めやすくなると考えており、関…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:にんべん 「しっとりソフト」が好調
調理品・コメまわり品 特集 2023.04.21にんべんは、独自のソフトタイプのふりかけを展開している。前3月期のふりかけ部門売上げは、前年比3%増で着地。弁当需要が回復し、特に「しっとりソフトふりかけ」シリーズが好調だった。「鰹節専門店の本格派ふりかけ」シリーズはコロナ禍でも落ち込むことなく、食…続きを読む