8月24日。今日はドレッシングの日
8月24日はケンコーマヨネーズ株式会社が制定したドレッシングの日。
多様な価値観にあわせ進化するドレッシング
ドレッシングではマヨネーズとは比較にならない程多種類のアイテムが店頭に立ち並ぶ。タイプ別には、キユーピーが「深煎りごまドレッシング」を2000 年に発売して以来、胡麻ドレッシングが市場をけん引し、醤油・胡麻・青じそなどを中心とした和風タイプが市場の約70% を占めている状況である。
オイル含量別にみると、食用植物油脂が入ったレギュラータイプが市場の約80%を占める。植物油はドレッシングの味作りの重要な要素であり、その「味(=おいしさ)」が選択の重視点であることも近年変わっていないようだ。
外食・中食のメニュートレンドが家庭に移行する傾向も目立つ。シーザーサラダドレッシングやコブサラダドレッシングなどが急成長しているのも成長要因の一つである。
また、価値観の多様化から、「有名料理店の味」や「具沢山」などのコンセプトにこだわりをもったアップグレードなタイプも市場に根付き、一定の支持が得られるようになってきている。
ここ数年減少傾向が続いているノンオイル・低オイルといった健康感のある商品群だが、各社のテコ入れで復調の兆しをみせている。ドレッシングカテゴ リーは、サラダに使用することから、もともと健康イメージが 高く、「味」を重視する傾向にある。ノンオイル・低オイルカテゴリーは「味」と「野菜に絡みにくい」いう面で苦戦が続いていたが、このカテゴリーが活性化した要因としては、主要メーカーがこの商品群で味と素材にこだわった商品の開発に注力し たため、消費者の支持率が向上したことがあげられる
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:キユーピー1研究開発本部 商品開発研究所 野田充宏 ))