6月11日。今日はカメハメハ・デー
6月11日はアメリカ合衆国ハワイ州の祝日、カメハメハ・デー。1810年6月11日にカメハメハ1世がハワイ諸島統を一した。
ハワイ名物、マカデミアナッツ
1858年にブリスベン市植物園の責任者ウォーター・ヒルは、原住民少年がマカデミアナッツを食べて病気にならなかったのを見て原住民以外で初めてマカデミアナッツを食べたといわれている。
1860年代にブリスベン南部に住むアボリジニの長老、キング・ジャッキーが部族でマカデミアを集めては移住者に商売をした最初のマカデミアの商売人として記録されている。もっぱら薬用や化粧用としての取引だった。
食用を目的として栽培されるようになったのは19世紀の始めといわれている。
1866年にトム・ペトリーはアボリジニから種をもらいペトリー近くで栽培した。最初の商業的マカダミアナッツ農園は1882 年にチャールズ・スタッフがリズモア郊外に開いた。そしてイギリス人によってオーストラリアからヨーロッパ南部やスリランカに伝えられた。
1892年にはハワイへも伝わり大々的に栽培されるようになった。1910年にはハワイ農業試験場がハワイ島コナ地区においてコーヒーの保管作物としてマカ デミアの栽培を推奨した。1922年にアーネスト・ヴァン・タッセルがハワイ・マカデミアナッツ会社を設立しマカデミアナッツ農園を始め、1931年にはマカデミアナッツ加工工場を創業した。
1930年代後半にマカデミアの接木が成功し大規模植林への道が開けた。1946年にハワイで大規模農園が始まっている。1950年頃にマウイ島に住む日系人のM.タキタニ氏がチョコレートとマカダミアナッツをミックスすることを考えた。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:日本ナッツ協会 中島洋人))