山本海苔店の前2月期は、値上げ効果もあって増収となった。同社は「よりおいしい海苔を、より多くのお客さまに楽しんでいただく」を経営理念に、毎年最高品質の海苔を買い上げ販売している。 これまでの歳暮・中元ギフト中心のビジネスモデルから脱却し、近年は家庭用、土産物市場に注力。23年8月に佐賀工場で食品安全マネジメントシステムの国際規格であるFSSC22000を取得し、海外市場へのビジネスチャンスを広げていく。同月に高岡屋を子会社化。今後、高岡屋の強みであ
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海苔市場が大きな転換を迎えている。最大産地の有明海の凶作で2年連続50億枚を割り込む不作となり、単価はこの2年で2倍に跳ね上がった。メーカーでは昨年と今年にかけて値上げを実施、消費者の海苔離れが危惧される。(三井伶子)
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