知って得する情報:ビール戦争にみるトレンド 今年のポイントはズバリ「黒」
近年のトレンド的傾向として、ビール業界のヒット商品が食品業界の新製品トレンドを生み出している一面もあるようだ。たとえば季節限定もの。「秋味」、「冬仕立て」などを筆頭に次々にヒット商品を登場させた。それに続けとばかりに、即席麺では「春だよ一平ちゃん」、お菓子では「夏のポテトチップス」など食品業界全体で数々の“季節限定モノ”のヒット商品が誕生してきたわけだ。九六年の、さらに今後の新商品の傾向をまずはビール業界から見てみたい。
九六年のビール業界の新製品を見てみると今年のポイントはズバリ「黒」。その火付け役は昨年秋に商品化された「アサヒ黒生」。
黒ビールは従来業務用樽製品が主体を占めていたが、「アサヒ黒生」がスムーズな飲みやすさで家庭用市場での需要を拡大した。それを追い、サッポロビールから今年9月に「ドラフティー黒生」。キリンビールからは「黒ビール」、「ハーフ&ハーフ」の2商品。サントリーも「ハーフ&ハーフ」。ハイネッケン・ジャパンからも「ハイネケン・スペシャルダーク」が日本向けパケージで8月全国発売された。売上は各社とも倍増強の伸びと好調。
ビールは近年ラインアップの充実や地ビールブームなどによって新しい楽しみ方が広がっている。ふだんとは違った味を楽しみたいという消費者に、新しい味わい、新しいジャンルの製品と言えるだろう。














