今日は何の日

2月3日。今日は大豆の日

2月3日はニチモウバイオティックス株式会社が制定した大豆の日。節分には大豆を撒いて邪気を払う風習があることに由来する。 節分は2月3日になることが多いが、2021年以降は2月2日になる年が増える。

農産加工 今日のキーワード: 大豆

増える大豆の需要

大豆は短日性の1年生作物で、主として温帯地方で広く栽培されている。 大豆は、18%前後の油分と利用度の高いたん白質を40%程度包含し、きわめて多方面に活用されている。また、大豆は広い用途をもっているだけでなく、栽培面においても、土壌の選好性が少なく各種の土質に適応し、かつ病害虫に強く、耐寒性もあるなどのことから栽培がほかの農作物に比べて容易で、また、 品種改良により機械化大規模農法を可能にした点で優れた特徴をもっている。

 世界の大豆生産地は、米国、ブラジル、アルゼンチン、中国、インドとなっている。大豆は生産量の37%が国際市場で流通する貿易比率の高い商品である。大豆を国際市場に大量に供給できるのは米国、ブラジル、アルゼンチンに限られる。

大豆の需要面についてみると、中国は1996年から輸入国に転じ、瞬く間に世界最大の輸入国となっている。現在も油脂需要の増加に加え、食肉消費の増加による飼料需要の増加が大豆油かすの需要の増加をもたらし、大豆の輸入量が急激に拡大している。中国の大豆輸入量は2011/12年度5,900万tを超え、世界貿易量の6割を上回る水準に達している。中国の油脂、食肉の需要は今後も拡大するとみられ、これにともない中国の大豆油、大豆ミール向けの大豆需 要の拡大が続くとみられる。この中国の存在が油糧種子の国際需給に構造的なひっ迫基調をもたらしている。

(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:一般社団法人 日本植物油協会  島田 純))

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