なめ茸・山菜加工特集
「ご飯のお供」の定番として親しまれている瓶詰製品、なめ茸。値頃感や保存性などを訴求ポイントに、家庭の食卓などで消費基盤を築いている。コロナ禍の今期は、外出自粛に伴う内食化を追い風に売上げを伸ばしてきたが、一方で流通サイドの低価格要求、ストック需要が一回りした後の反動減など、強みと引き換えの不安材料も浮き彫りに。市場規模は小さいものの、業務用ニーズのダメージも響いている。「新しい価値を築いていけるかが、今後の鍵」(ナガノトマト・井垣孝夫社長)。メーカー各社はメニュー・用途の拡大に向けた商品戦略や提案強化の加速で、多彩な消費シーンへの「お供」を目指している。(長野支局長=西澤貴寛)
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◆なめ茸・山菜加工特集:なめ茸、多彩な「お供」へ進化 新しい価値の構築急務
漬物・佃煮 特集 2020.11.02「ご飯のお供」の定番として親しまれている瓶詰製品、なめ茸。値頃感や保存性などを訴求ポイントに、家庭の食卓などで消費基盤を築いている。コロナ禍の今期は、外出自粛に伴う内食化を追い風に売上げを伸ばしてきたが、一方で流通サイドの低価格要求、ストック需要が一…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:若年層へアピール メニュー・用途開発が鍵
漬物・佃煮 特集 2020.11.02なめ茸は、エノキ茸を醤油で煮た佃煮の一種。キノコ生産が盛んな長野県内のメーカーを中心に、およそ半世紀前から製品展開が始まった。以降、比較的安定した原料基盤に支えられる形で量産化が進み、高度経済成長期に家庭の食卓で「ご飯のお供」のポジションを築いた。 …続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:テーブルランド “家ご飯”で好調 中国産がけん引
漬物・佃煮 特集 2020.11.02なめ茸市場でトップシェアを誇る、テーブルランド。コロナ禍で新商品の投入やキャンペーンなどの施策はすべて延期、中止となっているが、4月から直近までのカテゴリー売上げ実績は、前期を7%ほど上回って推移している。 「春先に“家ご飯”が進んだ影響。夏以降は…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:ナガノトマト 「コンパクト」ボトル拡充
漬物・佃煮 特集 2020.11.02ナガノトマトの19年10月~20年9月期のカテゴリー実績は、固形分80%が中心の瓶製品が8%の伸長、市販用全体でも約5%伸びた一方、食べ切りサイズのポーションタイプなど業務用需要がコロナ禍でストップし、トータルでは微増にとどまった。 期待のボトル製…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:長野興農 新フレーバー系投入 メニュー提案強化
漬物・佃煮 特集 2020.11.02フレーバー系の拡充で需要喚起を目指す長野興農。今期は9月に「にんにく入りなめ茸」「ねぎ入りなめ茸」(各115g、オープン価格)を発売した。 「長野県産エノキ茸のなめ茸に青森県産のニンニク、京都府産の九条ネギをそれぞれ合わせ、多彩な惣菜、メニューに合…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:信濃産業 価格競争などに不安 的確に営業再開
漬物・佃煮 特集 2020.11.02国内最大のエノキ茸産地、中野市の産地メーカー、信濃産業。「3、4月は良かったが、5月に入って反動減。以降は前年並みで推移しているが、景気不安からの価格競争など、今後は足元に不安がある」(望月誠一社長) コロナ禍の先行きは不透明で、「内食傾向は続くだ…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:なめ茸=長野 19年度製造量4%減 20年度は内食化で…
漬物・佃煮 特集 2020.11.02●輸入シフトなどで下振れ なめ茸の主要メーカーは、主原料であるエノキ茸の生産量が国内トップの長野県に集中し、全国シェアの90%以上をこれら各社で占めている。 長野県缶詰協会がまとめた前期・19年4月~20年3月期のなめ茸製品製造量(会員6社の実績…続きを読む