3年ぶりの開催でにぎわいが戻った酢徳の総合食品展示会(6月、軽井沢町)
市場規模の縮小と弱体化で足元が揺らぐ、甲信エリアの中間流通業界。長引くコロナ禍で業務筋の苦戦は続くが、この春から国や自治体のコロナ対策が行動制限を伴わない形にシフトしたことで、観光需要や外食ニーズなどは回復基調にある。ただ、域内の卸各社からは、感染拡大第7波の影響で7月の「海の日」(18日)3連休を境に低調ムードに戻ったとの声が上がる。ナショナルチェーンの勢力拡大と並行した中間流通の再編、ナショナル卸の台頭も鮮明化し、地域市場で進む大手寡占に地元卸の危機感は大きい。「ウィズ