次世代食品として注目されたプラントベースフード(PBF)は、国内で20年前後に市場が形成されたが、近年は成長が鈍化。売場拡大も一段落し、事業撤退する企業も。だが、環境負荷低減や資源効率性の観点から社会的意義は大きく、持 […]
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◆最大意義はサステナビリティ性 高まる「おいしさ」目的 国内PBFでは、第2成長期へ向けた助走段階にあり、素材・技術開発を通じたレベル向上が第1成長期以上に進んでいる。製品先行によるブームから成熟期へ向けた下地を構築している段階といえ、再現性競争は…続きを読む
肉や魚介、乳製品や卵、調味料や関連素材など多岐にわたる分野を包括するPBFだが、カバー範囲は今後も拡大することが予想される。これらを支えるべく、参入企業では強みを生かした製品・技術開発を進めており、わが国のPBF製品は世界的にも極めて高いレベルにある…続きを読む
●生活者との接点強化も 10月13日まで開催された大阪・関西万博では、次世代食の代表格として多くのPBFメニューが提供され、国内市場のレベルの高さを世界に示した。中でも大阪外食産業協会(ORA)による外食パビリオン「宴~UTAGE~」では期間限定企…続きを読む
●日本ブランドが後押し 国内胃袋の減少や欧米などPBF先進諸国との食文化の違いなどを背景に、事業戦略上で今後注力が間違いなく進むのが、国内製造を行った上での輸出を含む海外戦略だ。素材サプライヤーにおける植物肉素材は海外でもすでに高い評価を得ているほ…続きを読む
世界的な開発競争が依然続くプラントベースフード(PBF)では、製品レベルの上昇や各チャネルの動向変化に伴い、注目すべきキーワードも刻一刻と変化する。フードテック元年とされる20年から約5年の期間を経て、現在の社会情勢は当時の新型コロナによる閉塞状況か…続きを読む
大豆ミートなど植物肉がプラントベースフード(PBF)の代名詞であった2020年のフードテック元年から約5年、国内PBFの展開領域は、順調に多岐化・重層化が進んでいる。話題性に富み、国際的にし烈な技術開発競争が展開される植物肉を核に、市場がすでに定着し…続きを読む
◆市場モデル、筋肉質化へ 定着への助走期間 肉や魚介類、チーズやミルク、バターやヨーグルトなどの乳製品、さらには卵(鶏卵)や動物性だし(フォンやカツオだし、豚骨など)などの幅広い「動物性」食品を、大豆やエンドウ豆、海藻、野菜・果実などの「植物性」食…続きを読む
食品・酒類上場メーカーの25年度第2四半期業績が出揃い、上位30社中18社で減益となり、コスト高による収益圧迫が顕著となった。コメや野菜、魚、鶏卵などの原料高が進み、物流・人件費も膨らんだ。減収企業も30社中9社に上り、値上げ後の消費回復が鈍い。価格…続きを読む
●「パールライスのお米」首位に “米騒動”長期化に伴い、コメのトレンドが大きく変化している。ブレンド米の売れ筋商品の登場や、家庭内需要とスーパーでの販売数量の乖離(かいり)、健康米けん引役が玄米から精麦・雑穀への移行、さらには近年伸長を続けてきたパ…続きを読む