ふりかけ・お茶漬け市場は25年度、微増で推移しているとみられる。高止まりしつつも市場規模は最高を更新しそう。今年は実質賃金の減少が6ヵ月連続となり、景気不安が顕在化。直近はコメ消費の減退もみられるが、生活不安もあって主食回帰の動きも進む。ふりかけ・お…続きを読む
◇寄稿 九州経済調査協会・平松朋子情報研究部研究主査・平松朋子氏 ◆九州地域の社会・経済構造と食料品消費の地域特性、食料品製造業・農林水産業の現状 2024年の九州の人口は1394万5000人であり、これは日本全体の11.3%に相当する。九州の中…続きを読む
南九州ファミリーマートは1993年、ファミリーマートのエリアカンパニーとして設立された。現在、鹿児島県では259店舗、宮崎県で131店舗、合計390店舗(2025年7月末時点)を展開している。学校や行政、地域企業との連携事例が非常に豊富。地域密着型の…続きを読む
商品動向を見ると、コメ価格値上がりで麺類の需要が増えた。具体的には、パスタ関連商品、冷凍うどん、即席麺を中心に引き合いが高まった。メーカー各社の声を聞いても、食卓登場頻度が増えた様子がうかがえる。 一方、パンに関しては「想定したほど受け皿になれなか…続きを読む
卸売業界の動向で最近の特徴的な話題として、ヤマエグループホールディングス(HD)の前期(25年3月期)の売上高が1兆0069億1400万円で着地。同社として初めての1兆円の大台を超えた。九州発の企業ながら全国的に売上げ規模でも存在感を高めている。セグ…続きを読む
●惣菜開発で活性化期待 九州の小売動向として、引き続き全国に向け店舗拡大を目指す企業が複数存在する。西友を買収したトライアルホールディングス(HD)は、新規出店の勢いとともに既存店の強さも目立っている。同社の既存店売上高は25年4月まで47ヵ月連続…続きを読む
九州流通業界を見ると、特に小売業では自社個性を打ち出すための工夫が各所で続く。売場づくり、商品、価格、カテゴリー強化、自社オリジナル企画など、そのための選択肢はさまざまある。同時に、人手不足の問題は非常に深刻。売場で何か企画をやろうにも、対応できる人…続きを読む
九州で今春話題になったのが、福岡市の大規模再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の象徴「ワン・フクオカ・ビルディング(略称=ワンビル)」の開業だ。天神交差点にそびえる地上19階、地下4階の大型複合ビル。地下2階から5階までが商業フロア。8~17階がオフ…続きを読む
昨年2月に家庭用スパイスに参入したケー・アイ・エスの「SPICE KINGDOM」シリーズが売上げを伸ばしている。「SPICE KINGDOM」は同ブランドのホームページでオリジナル製品を発売。大手ネット通販サイトなどは現在のところ活用していない。し…続きを読む
スパイス原料はここ数年、原料産地の天候不順による収量減や生産における人手不足、為替の変化、さらには国内における物価高による人件費などのコスト増で多くのスパイスが高騰もしくは高値で推移してきた。この傾向は現在も大きな変化はない。コショウやカルダモンなど…続きを読む