◆環境配慮型の商品開発挑む 24年のCVSは人流が活発化したコロナ後も2年目で平常化する中、集客力を高められる商品や企画が求められる。強みのカウンター商材に磨きをかけ、根強い節約志向にも地域に応じた価格戦略やお得感を打ち出した増量企画など対応を進め…続きを読む
◆課題はストック需要 差別化へ求められる独自性 スーパー業界の売上げは好調で、惣菜部門はそのけん引役となっている。行動制限の解消やインフレの進行があっても、家庭の惣菜需要は高いままだ。各社、部門強化の方向性はコロナ禍から大きくは変わっていない。外食…続きを読む
食品スーパーの経営戦略では、惣菜を強化し、惣菜を柱にして、収益力を高めようという計画が増えている。少子化で人口が減少し胃袋が減っている中で、惣菜が流通企業の収益を担うには、EDLP(毎日低価格)からの脱却、価値への挑戦あるのみである。あらゆるエネルギ…続きを読む
◇ファベックス特集 中食産業2024 総務省の家計調査から23年度の惣菜関連支出を調べたところ、主食的調理食品は前年比4.4%増、他の調理食品同4.6%増と順調に伸長しており、23年度の惣菜市場は10兆8000億円から10兆9000億円と予測される…続きを読む
アイリスオーヤマは、東北農業の復興支援を目的に、精米事業に参入した。協働でコメビジネスを展開する農業生産法人の舞台ファームが福島県沿岸部(相馬市・浪江町・双葉町)で営農再開ビジョンのフラッグシップとして生産したコメをアイリスオーヤマが買い取り、パック…続きを読む
東洋ライスは発起人となって昨年11月、「医食同源米によって我が国の国難を解決するためのコンソーシアム」を設立した。医食同源米とは「健康成分が豊富なぬか成分を残すとともに、地球環境に優しい無洗米加工し、良食味も確保したコメ」のこと。 目的は(1)医療…続きを読む
はくばくは前期から、主食の質を見直す「主食改革」に乗り出し成果を挙げている。食生活の多様化や糖質制限によるコメ控えなどで、主食が見失われている現状を変えようと、食物繊維が豊富な雑穀類(精麦や玄米も含む)を白米に混ぜる食べ方を推奨することで、減り続ける…続きを読む
人々の防災意識が高まる中、非常食アルファ米最大手の尾西食品は、従来の官公庁や企業中心から、個人ユーザーの購買に対応し、よりおいしく、便利に身近な商品へと進化させている。 そこで昨年8月、業界初のレンジアップ可能な「レンジ+(プラス)アルファ米」シリ…続きを読む
●新時代に沿った商品開発 一層の価値向上に努める 高齢化の進展に伴い、人々の健康志向は定着し、より本物、より効果が実証できるものへと変化してきた。相変わらず糖質イコールネガティブなイメージを持つ人は少なくないが、コメや砂糖の価値が見直されてきている…続きを読む
1913年創業の上野砂糖は各種精製糖や黒糖(黒砂糖)製品の卸・販売を行っている。百十余年で培った、砂糖の正しい知識の普及に努めるとともに、付加価値を高めた加工黒糖や粉糖商品の開発・販売を推進。「砂糖が持つ力は唯一無二」と語る谷添高視社長に話を聞いた。…続きを読む