創味食品の「創味 だしのきいたまろやかなお酢(だしまろ酢)」は23年度実績が前年割れとなった。19年の発売時は同社初の調味酢としてヒットを博し、翌年には熱い声を受けて1Lサイズも登場したが、直近売上げが2年連続で減少。24年度は大型販促施策「オスカル…続きを読む
Mizkanは調味酢初の機能性食品の「いいこと酢」を新発売し、好スタートを切っている。酢酸由来の脂肪減などを包装前面で伝え、特許技術で酸味を抑えた。流通業の高評価を得て配荷店を増やしている。食酢ドリンクの「フルーティス」は刷新して情緒価値を強める。フ…続きを読む
私市醸造は人気の赤酢の家庭用の展開を進めている。赤酢は酒かすを3年熟成させた豊かなうまみ、香りが業務用の寿司店で人気。昨年7月から赤酢ベースの「端麗芳醇赤酢 熟寝(うまい)江戸前酢」「赤酢仕立て 熟寝合わせ酢」を発売し、消費者の認知の広がりに応える。…続きを読む
食酢市場は主要カテゴリーの調味酢、飲用酢で堅調な需要を得ている。調味酢のコロナ特需、ドリンクの全国化によるブームを経て、今は値上げ後の消費減を金額増で補う。飲用はリンゴ酢が再成長し、業務用では寿司向けの長期熟成の赤酢が国内外で人気となって付加価値化。…続きを読む
つゆの別の方向性として、健康志向の層へ向けたものとして減塩つゆがある。「減塩=おいしくない」というイメージを払拭(ふっしょく)しようと、満足感へのこだわりを徹底的に重視する企業もある。ただ商品全体でみればかなり少数派だ。 つゆ売場そのものが、現状そ…続きを読む
まだまだボリュームは少ないが、売場で棚が徐々に広がっている混ぜめん商品(個食タイプ)だ。1人前ずつ小分けになっており、家族人数が少ない世帯でも使いやすい。また、味が多様に富んでいるのも特徴だ。ここが通常のボトルや瓶のつゆに比べて、差別化を図りやすいゆ…続きを読む
つゆにも味の種類は複数ある。中でも利用者を選ばず、幅広い層で支持されすいのががかつおつゆだ。人気の味であるため、多くの企業がラインアップに加えている。売上げのボリュームも非常に大きい。ただその分、シェアを獲得するのは最も難しい味だ。商品アイテム数が多…続きを読む
つゆ商品は、夏場が大きな需要期となっている。近年では夏の暑さは特にその程度が顕著に表れる。今年の夏も暑くなるという予測も聞かれ、この傾向はしばらく続く可能性がある。暑さが増せば増すほどに、食欲を維持するのが重要となる。そのような中、食べやすい涼をとる…続きを読む
つゆ商品には濃縮とストレートがある。九州で特に需要低下が顕著なのがストレートの方だ。特に九州メーカーでは、終売に踏み切る動きも目立ち始めた。 そのような中でも、依然として根強い人気を集めるのが、ヤマエ食品工業の「高千穂峡つゆ」シリーズと唐船峡食品の…続きを読む
九州地区のつゆ動向として、容量別に見ると、300ml、400mlなどの中容量レギュラーサイズ、500ml、800ml、1000mlといった大容量サイズがある。これだけ容量の種類が広がった背景には、消費者の用途スタイルの多様化がある。割安感のある大容量…続きを読む